醒めない夢を見ていた

ただ、いとしいとつたえるだけ。

彼の生きる世界を考えてみた話。

どうもこんにちは、ハルです。

ある時ふと、こんなことを思いました。

 

「無色が似合いそうななかまるくんほど色のある世界が似合うアイドルはいないのでは…?」

 

そこで勢いにかまけて「中丸雄一×色」というテーマでわたしが「なかまるくんにやこんな役をやってほしい!」というただの願望を詰め込んだシナリオを以前Twitterに載せたところ、そこそこの反響をいただきまして嬉しさとなかまるくんがこの役を演じたらどうしよう…とエモさで胸いっぱいになったのですが、それからどんどん創作意欲が膨らんできてしまったので、はてブロに書いてしまおう!という次第になりました。

 

まず事の始まりはこちらから。

 

わたしが大好きで尊敬してやまないファッション雑誌「装苑」にメッタメタに色を着込んで出てほしいという戯言からのスタートでした。なんという小さな始まりなんでしょうか。でもこれは割とずっと思ってる。GINZA大先生にも出てほしい。ハイブランドに身を包んでゴッテゴテのなかまるくん、見たすぎる。あと、メンズファッジは絶対出てほしい。

 

で、考えたシナリオがこちら。

 

 

『まほうのくにのおはなし』(仮)

彼が生まれたと同時に両親が離婚し、父方の親戚に育てられたがそこで愛情を注いでもらえなかった彼は、5歳の誕生日の雨の日の夏、森のはずれにある児童養護施設の前に置き去りにされる。

 

『きみ、どこから来たの?』

_____「ぱぱもままも、おじさんも、ぼくのこと、ふりょうひんだって。わるいこだから、いらないっていいました」


20年後、大人になった彼は、児童養護施設の職員の伝で広島の果樹園で働いていた。しかし過去の経験が原因で人を信じられず、心を閉ざすように重い前髪で顔を隠す彼。25歳にしてはどこか細くて幼く、幼児と少年の間のようなそんな彼は果樹園にお客としてやってくる一人の少女にだけ心を開くことが出来るように。その少女は、彼が今まで出会った中でたったひとりだけ、彼の癖を知っていた。

 

『中丸さんって、嬉しい時太陽に手かざしますよね。そしてちっちゃく笑うの。』

『あなたは、そのままでいてください。無理に大人にならなくていいんです。あなたは本当はいい子だから。』

「僕は、いい子なんですか…?ふりょうひんじゃないんですか…?」

『不良品なんかじゃありません。大丈夫、わたしがそばにいます。』


____『そうだ中丸さん、ふたりで逃げましょう。私たちのことを誰も知らない、どこか遠くへ逃げるんです。そこで作るんです、ふたりだけの国を。魔法の国です。』

「まほうの、くに?」

『そう、中丸さんは国の王様になるんですよ』

彼の心の中にある糸を解してくれる彼女のことを、彼は信頼し共に過ごすようになってゆく。
ふたりだけの「まほうのくに」を作ろうとした矢先、彼女は忽然と行方をくらます。「愛しきみよ、どうかしあわせに」と手紙を残して。たったひとりになった彼は、彼女を失って初めて気づく「愛おしい」という感情に揺さぶられ、いつか彼女が帰ってくると信じ彼の思う「まほうのくに」作りに勤しむが、彼のもとに謎の男が現れ、彼にこう迫る。

『俺の姉さんを殺したのは、お前か?』

男によって紐解かれる彼女の抱えていた秘密と、彼の歩む運命は思わぬ形で交差する。

 

そして主演となる『中丸雄一』のプロフィールはこちら。

 

1983年8月4日生まれ。(本人と1ヶ月違い)

物語における現在(2008年)時点では25歳。

単語と句読点の間を区切って息をするように話す話し方が特徴。

父方の親戚に預けられていた際、家に入れてもらえず、小さな「離れ」と呼ばれる物置小屋で眠ることが多かった。そのため時間の感覚が曖昧で、25歳になった今でも眠る前には必ず「ねむいです」と呟き、20時には眠ってしまう。

毛布の端っこを持って眠るのが好き。

寝言は「ぱぱ、まま」である。

好きな食べ物はコーンフレーク。

施設の先生に「ねえ知ってる?コーンフレークはね、パンを作るための小麦をうっかり外に置きっぱなしにして出来た食べ物なのよ。」と言われた時、「コーンフレークも自分と同じ"ふりょうひん"なんだ」と運命を感じ、それしか食べなくなってしまった。

唯一の「ともだち」「お守り」のネジをずっと持ち歩いている。4歳の時、遊んでいたロボットが壊れて動けなくなり親戚に修理を頼んだが壊れてしまった。「ロボット、動かなかったんだ。こいつもお前と同じ"ふりょうひん"だって事だ。」と動かなくなったロボットに嵌っていた錆びたネジを渡される。「このロボットとお前はともだちだろう?このネジはお前にやるよ。ともだちは大事にするんだ。」それ以来彼はずっとネジをポケットにしまいこみ、たったひとりの「ともだち」として事あるごとに見つめるようになる。

 

このシナリオの中の施設で育ったなかまるくんは無色だけれど、嬉しい時に見る太陽の色だけは知っている。しかし、彼は閉鎖された世界で生きてきた為、色の概念がよく分からず「色」を「色」と認識できない。彼が分かるのは「あたたかい」ということだけ。少女といっしょに「まほうのくに」をつくって「色」に出会って初めて知るのです。「あのあたたかい、は太陽の色だったんだ」と。

また、彼の中の「季節」は夏で止まってしまっています。靄や霧がかかり、木々のすき間から木漏れ日が差して、ときたま通り雨が降るような夏。夏の色は無色。そして彼は雨、夏、森、とかそれまで彼が出会うべき色はたくさんあったのに、そのどれにも気づけなくて、まほうのくにでたくさんの「色」に気づきます。

自分のことをやさしく肯定してくれる彼女に、だんだんと「愛おしい」という感情を抱く彼。しかしその気持ちにすぐには気づくことが出来ません。「愛おしい」と思う気持ちを抱くのは彼女のほうが先なのです。様々な色と世界を知って小さな笑顔が増えてゆく彼のことが愛おしくて愛おしくて堪らずに、彼の元を去る直前彼女が「すきです」と彼を抱きしめたとき、彼は「すき」の意味がわからず「どうして?」とでも言うように戸惑う表情を見せてしまいます。しかし身体が離れ彼女が泣いているのを見たとき、彼は悶々としていた気持ちの答えにたどり着きます。「すき」の意味が分かって、彼にとってはじめての「心に色がついた瞬間」に。彼は優しく笑って、大きな手で彼女の頭を優しく撫でるんです。

彼女のことを「愛おしい」と思う一方、謎の男が現れたことで紐解かれてゆく彼女の秘密に揺れる彼は、まほうのくにの王様になれるのか。彼の重い前髪から覗く太陽は、彼にとって何を意味していたのか。

 

わたしにもまだその答えは分かりません。

 

 

____この作品を演じるなかまるくんには、なかまるくんが得意とする「どこかに潜む違和感」を持ちつつ「育った環境が故の幼児性と儚さ」を大切に台詞を話して欲しい。低音ボイスが魅力のなかまるくんだけど、あえて声は高めに。そして視線や瞳の揺れで演じるのがとても素敵ななかまるくんだから、めちゃくちゃ活きると思うんです。

そしてこの作品のOPは木漏れ日が差す森の中なかまるくんと少女がふたり寄り添って眠る、真っ白な部屋の中なかまるくんと少女が背中合わせで眠る、みたいなのが理想です。そしてタイトルはなかまるくんの直筆がいい。パーっと浮かび上がるのもいいし、一文字づつ完成されるのもいい。うつくしさの代償は哀しみと痛みだよってわかる感じのがいい。(無理やり)

 

…………………………………………………。

いや〜、ほんとに止まらないなこの話。とりあえず今日はここまで。

 

 

何はともあれこれからのお芝居においてはなかまるくんの「アイドル」「好青年」ってフィルターを外してくれるような役が来て欲しいな〜!再始動でイメージがらっと崩してほしいです。きみのその牙城、崩してみない?

 

 

以上、いつかなかまるくんがこんな作品に出会えますよう、小さな願いを込めたオタクの戯言をお送りしました。またなんかあったら更新します、たぶん。

 

 

 

旅立ちの鐘が鳴り響く

あの日からもう5日経ったけれど、まだ震えがとまらない。まだうまく言葉が出てこない。けれどこの歓喜を、文字に残しておこうとおもう。こんなにも嬉しくて嬉しくて、伝えたい言葉が、歓喜のあまりお正月の空気を纏った白い息に乗って消えてしまうなんて経験、いままでしたことなかった。こんなに嬉しくて嬉しくてやさしい1月1日は、もう二度とやってこないだろうとおもう。

やっとこの言葉が言える時が来たね。

 

KAT-TUN、充電完了おめでとう。

ありがとう。そして、おかえりなさい。

ずっとずっと、待ってましたよ。

 

11月辺り頃からだっただろうか。かめなしくんがそれっぽいことを匂わせ始めた。なかまるくんも記念すべき9年ぶりのひとり舞台で「俺が待てない」なんて言い出した。だからみんなもうそのときには、そう遠くない未来に薫ってくるであろう特効の薫りを感じながら、復活魂の1曲目はなにがいいだとか、コンセプトは宇宙戦争がいいだとか、ペンラはこんな武器がいいだとか、おもいおもいの大喜利が始まっていた。すごくあたたかくてあたたかくて、きっとこの空気を彼らも最大限わかって受けとめて感じているんだろうなあとおもったりした。だんだんと濃度が高まったとき、TLに「カウコンで重大発表」の文字が躍った。

重大発表。

そんな予感はしていた。帰ってくるんじゃないかって気はしていた。けど、でも、やっぱり嫌だった。わたしが入れない現場で帰って来るなんて。なんで最初におめでとうって言うのがハイフンじゃないんだろう。なんで他G担のその場を盛り上げるためだけの拍手で迎えられなくちゃならないんだろう。みんな落選して泣いているのに。ずっとずっと応援してきたのに。ずるいよ。そんなの無いよってきもちが、頭の中を駆け巡った。いま思えば完全な嫉妬だ。ちょっとあの時のわたしはどうかしてた。冷静に考えたらすごく光栄なことなのに。しあわせなことなのに。たくさんのひとに祝福の、歓喜の言葉をかけてもらえるのにね。ほんとにわたしはダメなオタクだとおもう。

そんなこどもみたいな複雑で苦しいきもちを抱えながら、カウコンをテレビで見た。緊張のあまり、お茶を飲む手を震わせながら。

熱狂の中、ぴかぴかの太陽みたいな笑顔を振りまく亀と山Pを見届けたその時、わたしは自分の目を疑った。亀と山Pとしての出演を終えたかめなしくんが、舞台裏に捌けていくのが一瞬見えたのだ。まさか、まさか。ね。

 

 

その、まさかだった。

 

 

国分くんと井ノ原くんがちょっと緊張しつつ嬉しそうな顔で、「充電期間を経て」って言ったあと、少し間をあけて笑った。「行こう!KAT-TUN!」って言いながら井ノ原くんが人差し指を高く天に突き上げた。気づいたら嗚咽とともに涙が溢れてた。ああ、うそでしょう。こんなにも待ち焦がれた愛おしい彼らが、わたしのだいすきなKAT-TUNが。東京ドームに立っていた。いつもと何ら変わらない顔かたちで。三者三様、鮮やかな「個」を纏って。未だかつてこんなにこころ震えるReal Faceがあっただろうか。こころなしか、歌いだしのかめなしくんの最初の1音がいつもより高く鳴った気がした。きっとわたしの幻想かもしれないけれど。その瞬間、息を呑んだ。言葉が出なかった。いつものように「KAT-TUN 亀梨和也」を纏ったかめなしくんが「Heyドーム!」って呼びかけて左手をひらりとさせた瞬間、特効があがった。うえだくんの瞳が潤んでいた。なかまるくんのボイパがいつもより力強く、高く響いた。ああ、帰ってきた。あの日と同じままで、強く誇らしく気高いままで、まっすぐ前だけ見つめて。この1年8ヶ月、KAT-TUNKAT-TUNをすきなままで、KAT-TUNを貫き通してくれていたことが、ほんとうに嬉しかった。ただひたすらにうつくしいを更新し続ける彼らが愛おしくて愛おしくて堪らなかった。まったく錆びていなかった。滾る炎とレーザーと、「俺らKAT-TUNですが何か?」って肩で風切って花道を歩く3人が、東京ドームを抱いてしまうKAT-TUNが、ほんとうにほんとうにほんとうに、呆れるくらいかっこよかった。余計なものは何一つ無いのに、その場がKAT-TUNで染まっていた。「そうだよこれが引きの美学だよ!!!」って感心するほどどうしようもなくKAT-TUNで、しょうがないなぁって笑ってしまった。

新曲の振り付けで3人が腕をガシッと組んで解けてバウンドしてまた結ばれるところ。あれがこれからのすべてだとおもった。彼らからの宣戦布告。時代の幕開け、彼らが時代をかっさらう証拠だって。絡まって解けてまた繋がる糸は力強いことを彼らは誰よりも知ってる。あの日、揺れる東京ドームで「KAT-TUNをすきな自分でいたい、KAT-TUNをすきな自分でいなきゃいけない、KAT-TUN亀梨和也でいたい」と言い聞かせ決して泣かずに力強い瞳で客席を見つめていたかめなしくんも、「できればファンの方々には笑っていてほしいです。大きくなって戻ってきた時にたくさん笑いましょう」と優しく強く語りかけたうえだくんも、「力をつけた我々が集まって何かおもしろいことが生まれると思っているので、その時に集まって皆さん、楽しく盛り上がりましょう」と言いながら縦揺れしてメンバーに縋るみたいに抱きついて堰を切るように泣いてたなかまるくんも、ほんとうに、ほんとうにきみたちは。信頼出来る男の子になりすぎだよ。いやぁ惚れ直してしまうなぁ。

これから彼らはとんでもないスピードで航海の旅を再開させる。再会を誓った東京ドームに、雷と荒波の中、海賊船の旗を翻しにやって来る。いくつも傷を負った海賊船だけれど、その傷は決してかっこ悪いものじゃなくて、世界中のどんな船より誇らしくて。いつも彼らはわたしたちの百歩先を駆け抜けて、わたしたちが追いつけない、追いつけないよって笑っていると時々フッと笑って振り返り掬いあげてくれるその背中にわたしは陶酔するのだ。彼らの背中には、紛れもない本物の、うつくしい真実しかない。わたしにとってKAT-TUNは永遠に手の届かない高嶺の花。こどものわたしには到底手に届かないジュエリー。それでいい。ちっぽけで何も出来ないこの両手だけれど、彼らの紡ぐ大きな愛や勇気やうつくしさを、いまは両手いっぱい抱きしめたいとおもう。

 

何度でも何度でも言うよ。KAT-TUNおかえり!!!だいすき!!!ありがとう!!!東京ドームで抱いてください!!!特効で殺してください!!!

 

4月、東京ドームで、僕と握手!!!

 

Are you Ready?

 

 

あしたも優しい陽がのぼるように

わたしが宇宙一だいすきな男の子が、34歳になった。

いつもこの日になると、「中丸雄一」というひとの力強さとやさしさとまっすぐさに、どうしようもなく泣きそうになる。

幾度の荒波を乗り越えてきたKAT-TUNという船の真ん中で、しっかりと帆を支えていたのは、間違いなく彼だとおもう。

グループの絶対的エースのかめなしくん。どんなときもずっと「アイドル亀梨和也」でいたいと、「KAT-TUNをすきな自分でいなくちゃいけない」「KAT-TUNをすきな自分でいたい」と悩みながらも走り続けて、誰よりも一人ぼっちになっていくのが怖かったはずなのに、悔しかったはずなのに、人前では絶対に泣かなかった彼。そんなかめなしくんと入所日が同じ。運命のスタジオ間違い事件を経て、長い時間をともに歩んできたなかまるくん。かめなしくんとずっとともだちでいてくれてありがとう。かめなしくんがいつまでも安心できる存在でいてください。なかまるくんにチューを迫って「俺が酒入っててお前のことマジだって言ったらどうする?」とかいう爆弾発言したり、いっしょにいるとき顔が完全になかまるくんのオンナになるのめちゃくちゃ興奮するからそのままでいてね。かめなしくんはなかまるくんの彼女だよ!爺孫だいすきよ…!

 

少しコワモテだけど、人一倍熱い心とやさしさと飽くなき向上心を持ち続けるうえだくん。「俺はKAT-TUNのことしか考えてない」と、単独のお仕事が決まるたびに「グループの活動に繋がるように」と願いを込めて、全身全霊でお仕事をがんばっている彼。結果として、しっかりと確実に彼のやさしさとひたむきな頑張りはみんなに伝わっているはず。そんなうえだくんとKAT-TUN結成前から仲が良く、ずーっと隣にいるなかまるくん。うえだくんがジャンケンで何出すか知ってるなかまるくん。うえだくんの言葉はいつも逆を付いてくることを知ってるなかまるくん。安心と信頼のロバ丸。ロバ丸こわい。すきすぎる。ありがとう。ただただありがとう。ロバ丸がずっといっしょの世界。だいすき。これからもずっと熟年夫婦でいるんだぞ?

 

10ks!オーラスの東京ドームで、なかまるくんの気持ちが決壊してしまって心も顔もぐしゃぐしゃになってしまったとき、なかまるくんを受け止めてくれてありがとう。ぎゅってしてくれてありがとう。小さく揺れてやだやだって駄々っ子みたいだったなかまるくんを「しょうがないなぁ」って顔して、いままで通り上手側から帰ろうとしてたのに下手側に引っ張って「お前きょうはこっちでいいよ」って笑って3人並んでまっすぐ前を見て、輝いた未来だけを見て船に乗り込んだの、忘れないよ。「KAT-TUNは3人でも大丈夫、また航海に出れる日が来るな」って、あのとき確信したんだよ。あの日、DFEなんて言われている彼の目が、いままで見たことないくらい揺れ動いていて、感情が静かに、でも激しくなってて、限界かもなんておもってしまって。体もずっと縦に揺れてて、声も震えてて。「整理がついた気がします」なんて言ってても、やっぱり寂しくて。かめなしくんが挨拶を終えた瞬間、彼は堪らず仲間に抱きついた。寂しいやだやだって抱きついたの。

最年長なのにね。ほんっとうに泣き虫だよね。デビューコンサートの時も泣いてたよね。そんな彼をやさしい顔で抱きしめられるのは、KAT-TUNがだいすきで守りたくて、がんばってきたかめなしくんとうえだくんだからだとおもう。これからも、なかまるくんをよろしくおねがいします。

 

ねえ、なかまるくん。

もう34歳なんだね。

時の流れってめちゃくちゃ速いね。

この1年、なかまるくんはたのしかったかな?

たくさん笑えたかな?美味しいものたべたかな?

悲しい涙や悔しい涙が零れたりしなかった?

今年はお仕事めちゃくちゃ充実してるね。

マッサージ探偵ジョー、かっこよかったよ。

お疲れサンクスももちろん聴いたよ。

相変わらずのクリスタルボイスでホッとしたよ。

わたしがだいすきななかまるくんの指先まで芯の通ったダンス、変わってなくて安心したよ。

ずっとやりたかった「中丸くんの楽しい時間」が今度は2になって、また出来るね。

なかまるくんは、「前やったことを覚えてくれてるひとがいるか不安です」なんて言ってたけど、みんなきちんと覚えてるからだいじょうぶ。

安心してどこまでもすきなようにやって下さい。

あの日貴方は言ったね。

「充電期間中、みんなと会う機会が減って、僕らが作り上げてきたコミュニティが薄れるかもしれない。」

その言葉を聞いてすこし不安だった充電期間の幕開け。

けれどいま、あの頃想像もしていなかった、底抜けに明るくて楽しい毎日。

この1年、楽しいことでしか泣き笑いしてないなって、KAT-TUNのお陰で気付けました。

かめなしくんがこないだの国際フォーラムのソロコンで言ってくれたね。

「来年中に東京ドームで集まれたら素敵。」

うえだくんもなかまるくんも、きっと同じ気持ちだよね?

またドームを揺らそうね。三角の名のもとで。

 

なかまるくんはどんなときだって宇宙一かっこいいけれど、わたしはやっぱり笑った顔がだいすきです。なかまるくんがまた高い声で笑えるようにわたしもなかまるくんをすきでい続けたいとおもう。今年もたくさん笑ってる顔を見られたら、めちゃくちゃしあわせだな〜!

これからも、KAT-TUNとしても、ひとりの男の子としても、思いっきりしあわせになってほしいし、しあわせにしてあげたい。

わたしのなかまるくんへの想いは、永遠に叶わなくたってしあわせだから。すきなものはすき!かっこいいんだぞ!と堂々と言えているから。こんなに誇らしいことはないから。

 

 

 

だからなかまるくん、どうかしあわせでいて。

 

 

なかまるくん、お誕生日、おめでとう。

きょう1日、なかまるくんがあたたかなきもちで満ちていますように。

美味しいケーキをたべられますように。

たくさんたのしいことでいっぱいでありますように。

次に零れる涙が、しあわせの涙でありますように。

 

 

あしたからの1年も、なかまるくんに優しい陽がのぼる1年でありますように。

なかまるくん、だいすき!

 

2017.09.04

 

 

生きろ、きみはうつくしい。

あともう少しでなかまるくんの誕生日だし、きょうはたぐちくんがカラコンのCM決まってたぐちくんの曲がCMにも使われるんだって!やった!渋谷に展開もされるらしい!嬉しいね!きょうは金曜日だしゆっくり出来るし最高だ!!!なんて浮かれていたら、また悲しい出来事が起きてしまった。唇噛み締める日になってしまった。しかもまた9月1日だ。彼が最後まで愛して、愛し抜いて、大切にしてくれていたKAT-TUNを去った、あの日もそうだった。いまこの気持ちを書き殴らないと眠れないとおもうし、あしたになればいまのこの気持ちはどこか遠くへ消えてしまうかもしれないから、書いておこうとおもう。

 

きょう、9月1日を以てINKTが解散した。

 

何故いつも、聖は、ボタンを掛け違えてしまうのだろう。

忘れもしない5月のあの一件があって、シューイチでなかまるくんがコメントを求められて、仲間だったから、そんなことする奴じゃないって最後まで聖を信じていたから、まだ決まったわけじゃないって言ってくれていたから、あの報道があった日からどん底だったけど少し安心して過ごすことが出来ていた部分があって、信じて信じて、ただ帰りを待って、不起訴になって、よかったなあと胸を撫で下ろして、どうかまた聖が戻ってこられますように、笑ってるところが見られますように、機会をいただけるならまた歌えますようにと願いながらゆっくりじっくり聖が戻ってくるのを待っていた。

弟が甲子園に出場したときは、弟想いのやさしいお兄ちゃんの顔をしていて、週刊誌に直撃されてもちゃんと真摯に受け答えして、久々にほんとうに楽しそうに笑っていたから、「あぁ、全く変わらない笑顔だ、ちゃんと笑えてるなあ」って、わたし自身も久々に聖のことで笑えていた。

聖はKAT-TUNを辞めてからどんどんタトゥーが増えていって、実際はKAT-TUNのときからタトゥーがあって、隠しながら活動していて、なかまるくんに怒られていたわけだけど、そのタトゥーが甲子園での応援の写真を撮られて見えてしまったとき、聖は弟のことをおもって、真夏でうだるような暑さなのに、次の試合からは長袖を着て応援するようなひとだ。弟が試合で勝ったら涙を流すひとだ。やさしさのかたまりのようなひとだ。そのやさしさが、ときに聖自身を苦しめて、居場所を無くしてしまうことがある。やさしさ故の苦しみなのか。わたしにはよく分からないけれど、聖の悪いところだなあとおもう。やさしすぎるひとに、世間は冷たい。

正直言ってINKTとして活動している聖のことを、きちんと向き合って応援できるようになったのはここ1年くらいのことだったから、47都道府県ツアーが決まったときは、「ちゃんと聖を見れるようになれて良かった、やっぱりちゃんとステージに戻ってきてくれるひとだ」と嬉しくなって、地元に来てくれるのだから盛大にお祝いしてたのしもう、とおもっていたところだった。INKTにいる聖はとてもたのしそうだった。のびのびしていた。このひとは音楽がすきなのだなあと実感した。持ち前のやさしさで、INKTを知らないひとにも丁寧にINKTのライブのノリ方を教えていたり、インスタライブでたくさん笑ってくれた。ブレないひとだなあとおもった。いつまでも待とうと決めた。

けれど、わたしのおもいとは裏腹にINKTの続報はいくら経っても聞こえてこなかった。おもい返してみれば、たくさんたくさん話し合っていたんだろうとおもう。最後までINKTを残すことをあきらめてはいなかったとおもう。

聖はあの日以来Twitterを更新しなくなった。きょう、久々にツイートされた内容は解散の報告だった。こんなに悲しいツイートを見るなんておもいもしなかった。メンバーも辛い胸のうちを書いていた。

 

聖は自分を責めるかもしれない。自分のせいでたくさんのひとを悲しませて、居場所を無くしてしまったから、もうダメだと嘆いて消えてしまうかもしれない。底の見えない闇まで堕ちてしまうだろう。ゾクッとするようなことも、この何時間かで頭をよぎった。聖だから、やさしいやさしい男の子だから、もしかしたら。

 

Twitterを開いたら、一報を聞いたたくさんのひとが動揺していた。

「え、まって」「え」

たくさんの感情たちが、画面の上で、宙ぶらりんになっていた。

たくさんのおもいが連なっていたけれど、みんな聖を心配していた。

「こーき絶対消えるなよ。ステージから降りるなよ。」

「こーき生きてお願い」

祈るような消えそうなきもちを、みんな抱いていたことに安堵し、嗚咽を漏らした。

いまはわたしがなにか言える立場ではないことは分かっている。でもこれだけは伝えたい。

 

聖、消えないで。

お顔がすっごくかわいいんだからね。

見せないともったいないよ。

お願いだからまたスポットライトを浴びて。

歌うことをやめないで。

みんないることを忘れないで。

ここからが、あなたの「最後の始まり」だよ。

だから、笑って?

 

生きろ、きみはうつくしい。