醒めない夢を見ていた

ただ、いとしいとつたえるだけ。

【追記】KAT-TUN4年振りのオリジナル・アルバム『CAST』収録の『Don't wait』が最高という話。

聴けば聴くほど大名盤、最高最強に美しい18の曲達。聴く人、聴く場所、聴く心。その場面場面で様々な想いが宝石箱のように散りばめられるKAT-TUNの通算9枚目のオリジナル・アルバム(なお前作『come Here』からは実に4年ぶり!)『CAST』が最高であり、そしてその中の5曲目『Don't wait』がほんとうに美しいという話をしたい。(なおここまで一息)

いきなり気持ち悪い文字の羅列をかましてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、本日のブログは太字の通りの内容です。ひとりのしがないオタクによる『Don't wait』絶賛ブログ(個人感想の嵐)となりますので、お暇な皆様はお付き合いいただけると有り難き幸せに存じます。8/4の福岡公演を皮切りにスタートしましたツアーの話は一切しないよ!安心してね!

 

そもそも『Don't wait』とは

KAT-TUNの通算9枚目のオリジナル・アルバム『CAST』の5曲目に収録されている楽曲。作詞はkoudai iwatsuboさん。作曲はGRPさんとkoudai iwatsuboさんの共同制作となる。

KAT-TUN×koudai iwatsuboさんのタッグ、ものすごく多い記憶があったので調べてみました。ざっと時系列順に並べてこんな感じ。

-2012年-

『歩道橋』/作詞・作曲・編曲(アルバム「CHAIN」収録)

『それぞれの空』/作曲(シングル「TO THE LIMIT」通常盤収録)

『in the DARK』/作詞・作曲(シングル「不滅のスクラム」初回限定盤収録)

-2013年-

『僕なりの恋』/作詞・作曲・編曲(ミニアルバム「楔-kusabi-」初回限定盤1収録)

『楔-kusabi-』/作曲(ミニアルバム「楔-kusabi-」初回・通常盤共通収録)

-2014年-

『Birds』/作詞・作曲(シングル「In Fact」通常盤収録)

『STAR』/作詞・作曲(アルバム「come Here」初回・通常盤共通収録)

-2015年-

Polaris』/作詞・作曲(シングル「Dead or Alive」初回限定盤1収録)

『熱くなれ』/作曲(シングル「Tragedy」初回限定盤2・通常盤共通収録)

『TWILIGHT』/作曲(シングル「Tragedy」通常盤収録)

-2016年-

『雨に咲く哀、夜に泣く藍』/作曲(シングル「UNLOCK」初回限定盤1収録)

-2017年-

『背中越しのチャンス』(亀と山P)/作詞・作曲(シングル「背中越しのチャンス」初回1・2・通常盤共通収録)

なんと亀と山Pも含め12曲も関わって下さっていた…!2012年からのタッグらしい。もう6年近くのお付き合いになるのだな…嬉しいですね。ミディアムバラード多めな印象。KAT-TUNの他にも嵐やキスマイ、Hey! Say! JUMPセクゾなども担当していらっしゃるそうです。

出典元として拝見させて頂いたkoudai iwatsubo先生のWorks貼っておきますね。振り幅広い…!

Works | koudai iwatsubo

 

Don't waitのここが最高!

前置きがかなり長くなってしまいましたが、Don't waitの最高ポイント紹介、いくよ〜〜〜!!!(今回は1番のなかまるくんパートと2番を紹介予定です。尻つぼみでごめんよ。)

歌詞全文はこちらをどうぞ。

KAT-TUN Don't wait 歌詞 - 歌ネット

 

※今回は分かりやすいように、グッと来るポイントのパートを誰が担当しているのかメンバーカラーで表記します。

まず1番出だし。

『来週の Schedule  存在消して』

『Repaint it to the shadow』

はい!ちょっとストップ!!!

停止ボタン、押してください。

それでは皆さんご一緒に?

\甘〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!/(©スピワ井戸田さん)

甘い、甘くて優しい。森のなかに優しく差し込む木漏れ日の光。フローラルのほのかに薫る柔軟剤。言うなればまあ、そんな感じ。こんな優しいなかまるくんの歌声はほんとうに珍しい。

"来週の Schedule 存在消して"

彼女と交わしていたなにか大切な約束は、泡となって消えてしまったのでしょう。少し寂しげで優しい声から、愛おしいひとを想う気持ちが伝わる歌い出しのフレーズ。

そして出てくる"Repaint it to the shadow"。

英訳は『影を塗り直す』。なかまるくんの魅力は仄かに薫る色香や高い鼻に落ちる影、どこか寂しげで吸い込まれてしまいそうな神秘的な瞳などにあると思うのですが、そんな彼が"影を塗り直す"、どこか物憂げに言葉にすると、心がぎゅっと掴まれる寂しさに駆られる気持ちになります。これから紡がれる物語の始まりには余りに切なくて寂しくてうつくしいことを予感させる、そんなフレーズ。

 

続いて2番。ここからかめなしくんとなかまるくんの真骨頂とも言えるパートの連続なんですよ…。

『一線のFriday』

『超えさせた貴方との孤独』

これは直前のうえだくんパートである

『Oh,like a sherbet 最愛溶かし』

『Rewet our pillow』

のパスからなんともうつくしい。

ここからのなかまるくんパートも同義で、

『Shine is flaming-out』

『ほどいてみれば Anything goes』

そこからの

『終焉に揺れる花 数センチが離れていく』

『蝶が舞うように』

この一連の繋がり。ものすごく寂しくてうつくしくて。聴く度に泣いてしまう。愛して愛されて繋がってしまったことは消えないし消せない。なんとももどかしくて。抜け殻を抱きしめるような空虚感をここまで切なく苦しく歌えるのは、みんな30代になった大人のKAT-TUNだかこそだと思います。この朽ちて零れ落ちそうな果実のような色香と寂しさが、心を捉えて離さない。そしてほんとうに"蝶が舞うように"螺旋を描きながらうたっているなかまるくん。声で螺旋を表現できるのが凄い。繊細に音を当てられる彼ならではの業だと思います。

そしてサビ中の爺孫パス回し。名もなき流星のように小さく尾を引いて煌めく言葉達。この作品の中でも、群を抜いてうつくしい。

『Don't wait』

『霧海(むかい)のFar side 目で視えなくても』

『本能誘う風景の Door 開けて』

『Don't cry』

『この都会(まち)だって 深淵に星抱く』

感嘆の声をあげざるを得ない。

正しき感嘆の声。

日本語ってこんなに綺麗で美しかったのか。

日本語を話せる国民であることに幸せを感じる。

思わず太字で強調してしまうほどの綺麗さ。

なかまるくんパートの"霧海"。意味が気になったので辞書で引いてみました。

む かい 【霧海】
霧が一面に立ち込めているさまを海に見立てていう語。

Far sideは"裏側"や"向こう側"という意味があるので、"霧の向こう側"という感じ。このパートを中丸雄一さんに託すか…全オタクの夢である霧の中の中丸雄一さん、詞の中の物語で実現してしまった…(若しかしたらわたしだけかもしれない)

"この都会だって 深淵に星抱く"とうたう亀梨和也さん、彼の持つ星座盤の如く輝き濡れる瞳を表しているよう。ほんとうにほんとうにきらきらしている。

"深淵"の意味も今更ながら辞書で調べてみた。

しん‐えん【深淵】の意味
出典:デジタル大辞泉小学館

1 深いふち。深潭 (しんたん) 。
2 奥深く、底知れないこと。「孤独の深淵に沈吟する。」

生まれ育った地元江戸川をこよなく愛し、幼稚園のお遊戯会の舞台だった小さな小さな会場をソロコン大千穐楽の場所にしたり、ふらりと東京1人旅行をしたりする亀梨和也さんが、"深淵に 星抱く"とうたうのは余りにうつくしすぎる。このパートのかめなしくんの"深淵"の「s」の発音がとても好きです。

そもそもこの曲、歌詞を見ていただければわかると思うのですが、英語のフレーズが意欲的に使われているミディアムバラードになっております。そして英語の発音が三者三様。3人の特徴がいかんなく出ていると思います。また、3人みんな滑らかで聴き取りやすい良い塩梅の音になっていることも、この曲がグッと心に来る要因のひとつのような気がしています。心地良い音のハメ方。

かめなしくん

『"Bad day"is one day』

『Something wrong』

うえだくん

『like a sherbet』

『Rewet our pillow

なかまるくん

『Repaint it to the shadow』

『Shine is flaming-out』

『Anything goes』

『Far side』

の部分ですね。

かめなしくんは基本的に発音に忠実、それでいて1音ずつに軽やか且つ力を込めて、愛を込めてうたう彼の色は失われていないな、という印象。今回のアルバム内の自身のソロ曲『One way Love』も全編英語詞にチャレンジしており、発音に関しても指導の先生についてもらっていた話を耳にしたことがあるのでいつにも増して耳馴染みが良かったです。かめなしくんの高音パートでの首筋、ほんとうにすき。最高。

うえだくんは今回のアルバム通しての印象なのですが、めちゃくちゃ巻き舌。舌が回る回る。舌好調。かのSWEET CHAINで"君はSugar-Candy-Chocolate baby"の激甘なパートが甘栗時代*1の彼に宛てがわれていたけれど、今のヤンキーチックなビジュアルのうえだくんもそのシュガーキャンディーチョコレートボイスは健在。というか寧ろ進化を続けどんどんゲロ甘になってきている。ぼくらはきっと糖分摂取過多。かつてうえだくんは天女になって空を舞ったり*2して今でもソロパートでは様々な顔を魅せてくれているけれど、声だけは変わらず甘くて優しいんだよなあ。だいすき。人となりが滲みでていて。うえだくんの高音パートに差し掛かると目を閉じてすこし上を向くあの歌い方、最高にきゅんとしちゃう。

なかまるくんはもうね〜〜、自担というかわたしが信仰する神様なので長々語っちゃいますが、やばい、ほんとうにやばい。(急速な語彙力の喪失 偏差値は2)この曲だけでなく今回のアルバム通しての彼の歌声、優しすぎて柔らかすぎて涙が出る。活動再開を誰よりも待ち望んで、KAT-TUNでまた歌を歌えること、楽しい場所をつくることが出来ること、彼がよく口にする『皆さんと素敵な時間を共有できる』ということ。凍っていたなにかが溶けだしてまた柔らかいにこにこな笑顔を見せてくれることが増えたこと。充電期間のおよそ2年間で彼が得たことすべてがCASTというアルバムの中丸雄一さんの歌声に集約されているとわたしは思います。

これは完全にわたしの勝手な感覚なんですけど、なかまるくんはオリジナル・アルバム出さない4年間でデフォルトの歌声が甘くなった気がします。(これTwitterでも言った)うん、確実に甘くなっている。めちゃくちゃに狡い。というか、低音と高音の出し方が確実に楽になってて、肩の力が抜けている気がするんですよね。低くくぐもる歌声ではなく、朝露みたいにクリアで透明な甘さ。ほら、今流行りの透明なコーラとか、透明ない・ろ・は・すとか、夏の喫茶店で食べる真っ青なクリームソーダみたいな。そんな涼しげな爽やかさが足されている気がします。でもソロ曲のMarionationになると一気に声色の温度は下がり、反対に湿度は息苦しいほどに上がるのだ。わたしはどうあがいても彼から離れられないみたいだ。いつも一枚も二枚も上手。てのひらのうえ。わたしのずっとずっと先を進む。それでいいのだ。背の高く届かない彼に追いつきたくて、懸命に背伸びする。歳を重ねることに距離は縮まり、また離れ。そんな関係が最高に素敵なのだ。

ほんとうに、KAT-TUN再始動できて、よかったなあ。すきなひとがすきなことやって、ちゃんと笑えているところを見られることほどしあわせなことはないし、きみがしあわせだとぼくもしあわせだし、ほんとうに、ねえ。嬉しくって嬉しくってたまらないや。おめでとう、KAT-TUN

あれ、わたしの熱量どんどん違う方向に進んでいる気がする…。まあいつものことです。

グダグダなDon't wait紹介となってしまいましたが、ここまでお読みくださった勇者の皆さまありがとうございました。またなにかありましたら。

※今回koudai iwatsubo先生とKAT-TUNの年表で並べたシングルとアルバム、DVDのAmazonリンクを貼っておきます。ぜひあなたの目で、耳で体感してください!

とにかく!KAT-TUN4年振りのオリジナル・アルバム『CAST』はいいぞ!!!『Don't wait』に限らず最高にイカした曲達が君を待っている!買ってくれよな!!!

 

 

2019/1/20 【追記】

念願の念願の念願すぎるジェイ・ストームくんのお仕事の時間だよ!!!!!!!!!!

CASTとUNION円盤化決定〜〜〜〜〜!!!!

KAT-TUN初のBlu-rayとなる『KAT-TUN LIVE TOUR 2018 CAST』のBlu-ray完全生産限定盤には、2018年夏に行われたCASTのツアー最終公演の様子はもちろん!!!!特典映像としてな、な、なんと!!!2018年4月にたった3日間のみ行われた幻のライブ『KAT-TUN LIVE 2018 UNION』が全編まるごと!MC付きで収録されます〜〜〜〜〜!!!さらにさらに84Pの特製 Double sideフォトブックレットまでついて!!!!お値段なんと¥7,407 +tax!!!情報の大洪水だね!!!!!

DVDの初回限定盤には!!!CASTツアーの最終公演の様子に加えて、1.『オリジナル CAST angle[FIRE STORM / Vivid LOVE / ツイテオイデ / Unstoppable]』のマルチアングル収録!!!3分割、ソロ、集合の3形態で、それぞれの曲の魅力が最大限に引き出された激ヤバ映像になっているらしい! 2. Tour Final W Encore 『ハルカナ約束』収録!  3. Document『The lord of"CAST"(約60分収録)』ツアーの裏側とともに、メンバーのライブに対する想いや楽曲などのインタビューを織りまぜたドキュメント映像!

3大特典に52PのLIVE PHOTOブックレットがついてお値段なんと¥5,972+tax!!!神なのか???

DVD通常盤にももちろんCASTツアー最終公演の様子が収録、フォトリーフレットが付いてお値段なんと¥4,444+Tax!!!おともだちに配ろう!!!!!

みんな、2018年の夏を最高に駆け抜けてくれたカツンの記録、ぜひぜひゲットしてくれよな!!!!!なかまるくんドラマおめでとう!!!楽しい時間開幕おめでとう!!!うーちゃん舞台おめでとう!!!かめなしくんドラマおめでとう!!!KAT-TUNアミュ博多おめでとう!!!うれしいがいっぱい、しあわせだ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡  今年もよろしくお願いします!!!!!!下のリンクにCAST円盤の分追加しておくので、ぜひ予約してくれよな!!!!!!みんなでしあわせになろうぜ!!!!!!!

KAT-TUN/LIVE TOUR 2018 CAST [2Blu-ray Disc+Double sideフォトブックレット]<完全生産限定盤> - TOWER RECORDS ONLINE

 

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KAT-TUN/LIVE TOUR 2018 CAST [2DVD+フォトリーフレット]<通常盤> - TOWER RECORDS ONLINE

 

CHAIN(初回生産限定盤)(DVD付)

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TO THE LIMIT(通常盤)

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不滅のスクラム(初回限定盤)(DVD付)

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楔-kusabi-(初回限定盤1)(DVD付)

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In?Fact 【通常盤】

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come Here【初回限定盤】(DVD付)

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Dead or Alive 【初回限定盤1】(DVD付)

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TRAGEDY【初回限定盤2】(DVD付)

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TRAGEDY

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UNLOCK【初回限定盤1】(DVD付)

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背中越しのチャンス(初回限定盤1)

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背中越しのチャンス(初回限定盤2)

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背中越しのチャンス(通常盤)

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*1:2007年中盤〜2011年のドラマ『ランナウェイ〜愛する君のために〜』で坊主にするまでの間のうえだくんの愛称。坊主にしたあとも情報解禁になるまでは甘栗仕様のウィッグを被ってメディアに出演。数あるシフトチェンジを繰り返しながら維持し続けた髪型である。尚本人はこの髪型を『わいせつきのこカット』と呼んでいた。この時代の彼が残した伝説は数知れず。気になった方は『上田 甘栗』でLet's検索!

*2:2009年発売のKAT-TUN東京ドーム連続10日間ライブDVD『Break the Records』参照