醒めない夢を見ていた

ただ、いとしいとつたえるだけ。

季節の色が変わっても

金木犀の薫る季節になった。衣替えをする気候になった。長袖のニットが着たい季節になった。わたしの白すぎる肌にも似合うゴールドの指輪をみつける旅に出る季節になった。ベリーのリップを纏う季節になった。でもただひとつ、わたしのなかで変わらないもの。それは、なかまるくんをすきだというきもち。

少し重めのポエムをしたためてしまうのはお気に入りの香水を纏いながら自分の空間でこれを書いている安心感と秋の夜長のせいなのかもしれないけれど、これはほんとうのはなし。つくり話でも誇張でもなんでもなく、まっさらな真実。"なかまるくんのどこがすき?"と聞かれれば泣きそうに上ずった声で『ぜんぶ』と答えるしかなくなってしまうし、にこにこしながら『あのねきょうのなかまるくんがねとってもしあわせそうでね?』ってともだちにLINEしてしまう。わたしのあまりの熱量に"そんなにすきなの?"とともだちに笑われたってにっこりしながら『うん』と頷くしかなくなってしまうのだ。すきすぎてほんとうに困ってしまう。なかまるくんのことを人に話すとき、すきすぎてどうすればいいのか分からず、下がり眉で困ったように笑っていることが多いらしい。そんなどうしようもないわたしをともだちは「はいはい、あなたがきょうも世界一なかまるくんのこと大好きなのちゃんとわたしには伝わってるから、いいよそのまんまで。すきだ〜♡って言ってるあなたを見るのがわたしはすきだから」と言ってくれる。わたしはどれだけの幸せものなのだろうか、といつもおもう。世界でいちばんすきなひとに"すき"とまっすぐに伝えていたら、そのしあわせなきもちが他の人にも伝わってしあわせの連鎖が起きる。あったかい世界になる。しあわせなきもちはしあわせな空気を呼ぶ。わたしはその綺麗な連鎖を、これからも大切にしていきたいとおもう。

 

『"アイドル"って本来刹那的なもので、長く続くものではないのかもしれない。でも、僕たちも先輩方を目標に今後も続けていきたいと思っています。』『僕も元気にアイドルを続けたいと思いました〜!』*1『手前みそになりますが、毎回最高のものを作っている自信がある。でも次はさらにいいものを作る。』『ライブって幸せの極みだと思うんですよね。』なかまるくんが今年くれた数々の言葉はガラス玉みたいにうつくしくて時々目を背けたくなるくらい眩しい。流星、星座盤に閉じ込める深い蒼、ラムネの瓶の中のシャボン玉。次の刹那には消えてしまっているかもしれないものにわたしたちは思いを凝らすわけだけれど、その"刹那"の連続であるアイドルという職業に就いてくれたなかまるくんのことを、わたしはほんとうにすきだ。彼がステージのライトを喰うとき、HBBで空間の支配者となるとき、なかまるくんは恐ろしい程にリアルだが、人間という有機物になる瞬間とアンドロイドやマリオネットなどの無機物になる瞬間が そのコードの差し替えの瞬間が 眼が 躰が 声が 吐息が  零す怠惰が ぜんぶこわくてほんとうに生々しくてすきだ。彼に恐怖を感じる瞬間がわたしはすきなのだ。これからも彼には、ステージの光を食べて舵を動かすひとであってほしいと願ってやまない。"未来永劫"も"永遠"も、わたしは信じたい。

 

あなたがアイドルの誓いを立てたから、最後の一瞬まで、身体が 感情が蒼い炎となって光るそのときまで、わたしはなかまるくんをすきでい続けようと誓う。脆さ、あるいは弱さでさえも抱き締めると。

 

春、夏、秋、冬。

あなたと、KAT-TUNとみるこれから過ぎ行く季節の色は、なにいろだろう。

広がる黄色いイチョウの絨毯を眺めながら、わたしはいまからわくわくしている。f:id:harukt:20181007235911j:image

 

*1:2018年9月16日放送の『まじっすかじいばあ』終わりの締めコメント