醒めない夢を見ていた

ただ、いとしいとつたえるだけ。

"革命の前夜だって街はやけにざわめいて" 中丸雄一さんの魅力を伝えたくて、2018秋

 

さて、衝撃の夜、革命から五夜経ちました。世間一般のみなさまのパブリックイメージは『好青年』『ボイパすごいな』『シューイチで面白い男の子』『なんかちょっと最近面白いな』であろうKAT-TUNの中丸雄一さんが、日曜日放送の番組でブラホックを外したあの日。その記録43個。もう一度言います。43個のブラホックを外しました。これは革命です。ついに中丸雄一さんが世間様に見つかってしまった。否、見つけていただくことが出来ました。誠にありがとうございます。

わたしは昨日のブラホック外し選手権を持ちまして、ブラホック外し選手権以前の世界をAD(紀元前)、ブラホック外し選手権以後の世界をBD(紀元後)と呼ぶことにしました。つまり今日10/8は"BDブラホック外し"というわけです。中丸雄一さんが所属しますKAT-TUNというグループには『RAY』と呼ばれる革命前夜のことを歌った楽曲がありますが、彼はほんとうに昨夜、革命を起こす時代の寵児となりました。わたしがいてもたってもいられずツイートしました中丸雄一さんプレゼンシートや、過去のツイートのあれこれが物語り、そして何より『ブラホック外し出の中丸担になりました』という今までに類を見ない殺傷能力のパワーワードで後頭部をゴンッと殴られたような衝撃を与えられたことが、今回わたしがこの記事を書こうと思ったきっかけです。ブラホック外し出の中丸担。最高の中丸雄一ライフが送れること間違いなさすぎるワード。そこの貴方なら、中丸雄一さんと良い人生が送れるはずです。わたしが命に替えても約束させていただきます。誓います。

 

おっと、前置きがかなり長く複雑になってしまいました、ごめんなさい。今回の記事のテーマはズバリ!

『ジャニーズ随一の底なし沼、KAT-TUNの中丸雄一さんのここがすごいよ!ここがかっこいいよ!ここが尊敬出来るよ!をn番煎じだけれどただただお話させていただく回』

となります。いつもわたしはなかまるくんの好きなところをのべつまくなしに喋ってしまって、ブログを見てる皆さんを置いてけぼりにさせてしまうことが多いのですが(自覚症状アリ)今回は置いてけぼりにしないようにがんばります。あ、なるべくです。なるべく。

それでは行きます!Are you Ready?

 

 

顔が良い・造形が良い

いや、なんと言ってもまずは顔です。スタイルです。兎にも角にも。ちょっとまずはこれを見てくれ。

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身長は176cm。いつもは猫背に隠れてしまってスタイルの良さが隠れんぼしてしまっているのがいじらしいのですが、彼はほんとうにスタイルが良い。スラリと長い手足。座った時の脚の長さも異常。多分脚の長さは7mだし、彼に何故GINZAやmen's FUDGEや装苑などのモデルのお仕事が来ないのかが分からない。だってゴリゴリにハイブランドで固めて紙面を美の暴力で殴り込みに来てほしい。ほんと〜〜〜にモデルお仕事来て欲しい。ずっと待ってます。

あとなかまるくんの顔のパーツ、神様の最高傑作の名を欲しいままにしていて最高なのです。切れ長で鋭いアーモンド型の瞳。左右対称で美しい二重幅。ぽってりとしたハート型の唇。両親譲りのトレードマークの鼻。細くてカクっとかっこいい下顎骨。眉出し丸は蜜の味、と言わしめた前髪の下に隠れるキリリとした眉。そのどれもが抜群のバランスで配置されているお顔なのです。いつ何時なかまるくんを見ても『顔…………顔が良い……………』としか言えなくなるのです。女性ホルモンの分泌も上がります。これはほんと。(10代/女性)なかまるくんの顔は全面降伏と言わざるを得ないし、実在する中丸雄一さんを目に焼き付けたとき、全世界のオンナの皆様が膝から崩れ落ちるのはもうこの世の真理です。ここ、テストに出るよ!!!

 

ダイヤモンドのような美しい手

昨夜のブラホック外し選手権でもなかまるくんの持つ美しい手がいかんなく映し出され、思わず衝撃を受けた方もいらっしゃると思います。

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すらりと伸びた細くて女の子みたいな指。かつ骨ばっていてごつごつしており男性的な面も持つ。生物学的にも手指が優れている男性は完璧である、という説も出ているらしいので、もう彼が雄でいちばんな事実は証明されているということになる。めちゃくちゃゾクゾクする…。

 

涼やかかつ重厚な歌声

柔和でソーダ水みたいに涼やか、それでいて時には鋭く重くずっしりと。彼の歌声を言葉で表すなら、そんなところでしょうか。もっとわたしが軽妙でウイットに富んだ筆致なら、彼に相応しい言葉が簡単に見つかっているのだろうけれど。なかまるくんの歌声は実に鮮やかで多彩な面を持っています。クリスタルボイス、なんていう表現がされることも多いけれど、まさに多面体。それでいてわたしは万華鏡のようだとも感じています。ひとつひとつの面を覗けばそれぞれ違う色と形をしている。ひとりでも、誰とでも、その音は美しく時に重く響いて、KAT-TUNの楽曲に彩を加えます。彼の得意とするヒューマンビートボックスとともに。彼が高音に果敢に挑むようになったのはおそらく『Your Side』の頃からで。*1『眠るまで俺は 君を愛すよ』というフレーズなのですが、それまで低音のパートを担当することの多かったなかまるくんにとって、かなり挑戦的な音域だったようにおもいます。実際彼自身も喜びの歌リリース時まで"自分は低音が得意"だと思っていたけれど、この高音フレーズに抜擢されたことで"自分は高音パートも歌えるんだ、と自信がついた"と語っていました。そこからのなかまるくんの音域の広がりは目覚ましく、いまではナチュラルで優しい高音も重く粘質と湿度のある重厚な低音も思いのままに操るように。特に今回のアルバム『CAST』では、その両方が余すところなく楽しめるのがとても良いポイントだと思います。これは何万回でも声を大にして言いたいけれど、『CAST』はほんとうに類を見ない大名盤だとおもう。これは自信を持って言えることだし、何回語ったって飽きのこない、様々な解釈の持てる作品群。CASTのなかでクリアな高音が堪能できるのは『Don't wait』『願い』『vivid LOVE』、重く湿度のある低音が堪能出来るのはなんと言っても彼のソロ曲である『Marionation』だとおもいます。こちらについてはまた別に記事を書こうとおもっていますので、またの機会に。傀儡になるなかまるさんの持つ色や形や情念の解釈は数多の星の数あると信じています。そのほか『READY FOR THIS!』『Moon light』も激しくオススメしたいです。『Don't wait』については以前わたしがめちゃくちゃ重い考察をさせていただいた記事があります。いま読み返してみても熱いし重い。勢いってスゴい。

KAT-TUN4年振りのオリジナル・アルバム『CAST』収録の『Don't wait』が最高という話。 - 醒めない夢を見ていた

めちゃくちゃ長いこの記事を読んでいただけるとDon't wait及びKoudai Iwatsubo先生×KAT-TUNタッグの素晴らしさが、ほんの欠片だけでも分かって頂けるかとおもいますのでお暇な方はぜひお付き合いいただけると嬉しいです。なかまるくんの歌声は輝きの変わらない北斗七星だと信じているわたしは、彼の歌声の持つ無限の煌めきと力強さがこれからもっともっと花開くといいなと願っています。

 

 

毒は薄めても毒である

こんな怪訝そうな見出しを付けてしまって申し訳ないきもちなのですが、これはほんとうのはなしです。

中丸雄一さんを語る上で外せないワードは

  1. 『彼は遅効性の毒をもつ人物である』
  2. 『媚薬のようでもある』
  3. 『気づいたときには中毒になっている』
  4. 『異常を普通に流動的にこなし作業工程が見えないひとである』
  5. 『気づいたときには中丸雄一さんの掌で転がされている』

この5点だとおもいます。彼に堕ちたら最後。この沼に底はありません。そして彼の作り出す世界はまるで銀河のようで、星座盤のようで、その銀河のなかを流れる川の水の速度は段々と速まり、彼のことをすきな"誰か"と手をしっかり繋いでおかなければ直ぐに濁流に飲み込まれ、渦の中へ吸い込まれていってしまう。そんな気がしています。さすが『COSMIC CHILD』で"銀河回る渦の中 DON'T STOP MUSIC"とうたうひとだけある。

こればかりは彼を実際にその目で、耳で、心で知って体感して欲しいのであまり多くを語ることはしたくないのですが、中丸雄一さんというひとは"遅効性の毒"で人びとを彼の世界へ誘うひとです。明確な"これ"というものはあまり無く、彼自身をかたちづくる言葉や姿かたちや表情は、直ぐに"すき"の感情をこころに積もらせるものではありません。けれど毒は、どれだけ薄めても毒なのです。飲み込むのは容易くて苦しくも痛くもないけれど、その効果が表れるのは彼を彼を少しあと。毒がゆっくりゆっくりと血液と融け合って身体のなかを巡って麻痺してゆくように、彼が纏う"理性の鎧"を1枚ずつ外す鍵を手に入れるのは、決して簡単なことではないのです。彼の思考はパズルよりも難解で海溝よりも深い。知れば知るほど面白いです。

中丸雄一さんと"媚薬"という文字の羅列がうまく頭のなかで結びつかない方も、多くいらっしゃるのではないかとおもいます。けれど一心不乱に心の奥底まで射抜く美しい視線や、じっとこちらを見つめる瞳、体躯がしなやかに動く様は気付かぬうちに仕込まれる媚薬。彼を見ているうちに甘いと辛いと冷たいと苦い等いろんな情念が融け合って頭がくらくらすることが多いのでやはり彼は遅効性の毒、麻薬、媚薬を美しく纏うひとであり、彼の虜になっているあいだはずっと甘美な夢を見続けるのだとわたしはおもっています。それが計算なのかほんとうなのか分からなくても。

これはわたし自身の経験になりますが、かめなしくんやうえだくんを愛でたい!たくさん補給したい!とおもうときには頭のなかで、心のなかで『かめなしくんねこちゃんみたいでかわいい…かめにゃん…かわいい…→凛とした佇まいと両性性が彼のなかに住んでいてかっこいい→すき→癒されたい→愛でよう!♡(かめなしくんにメロメロになる絵文字)』とか、『うえだくんかわいい…ほんとうにかわいい…きょうりゅうさんとひよこさんのハイブリッドでかわいい…→真っ直ぐに愛を届ける様とブレない彼の創造する世界がかっこいい→すき→愛でよう!♡(CASTツアー以降秘めていたうえだくんへのリア恋のきもちを膨らませる胸の高鳴りを表す絵文字)』のように、きちんと"愛でる過程"があるとおもっています。けれどなかまるくんは『あれ…?なんか気づけばなかまるくんの画像に無意識にいいねしてるし補給するぞ〜!と意気込む間もなくなかまるくんの動く姿を気づけば見てるし発言のひとつひとつを噛みしめて秘密の小箱に宝物をしまうみたいに泣きながら微笑んで"すき"って言ってる…?』みたいなことになっています。Holic。中毒です。いまこれを書いている時点でもこのきもちはよく分かっていないので、これからもずっと分からぬまま彼のことをすきで居続けるのだろうなあ、とおもっています。けれどそれでいいのです。曖昧って、ぼやけたきもちって、実はとってもうつくしいのでは無いかと最近気づくようになりました。白黒つけないうつくしさは凛々しい。強いも、あるいは弱いでさえも、凛々しいのです。

タモリさんが以前仰っていた『オレ、異常なことをなるべく普通のようにやりたいんだよね。』って言葉がわたしのこころの奥にこびり付いていて、ことある事にその言葉が鮮やかに立ち上がってきていたので"なんでだろう…?"とずっと不思議におもっていたのですが、今回のCASTツアーの彼を観てその理由をおもいだすことができました。この言葉がなかまるくんを体現するそれそのものだったからです。わたしがここでおもう"異常"とは変なことや気味の悪いことを指しているのではなくて、Marionationで傀儡となり最後の糸が切れた時にがくんと頭を落とす様や、HBBのコーナーの最初の一音が会場中を生き物のように蠢いて華火のように胸に迫る音の走り方。視線や声の繊細なる使い分け。常人ではなしえない努力を飄々と乗り越えてゆく姿で隠してにっこりと微笑むところ。わたしは彼のそんなところに笑ってしまうくらい心酔しているのだなあと改めて感じています。

そんな中丸雄一さんをわたしはほんとうにほんとうに尊敬しているのですが、世界は気がつけば彼の掌にあるとおもうことがよくあります。ファンに向けてボソリと呟く『簡単な人達だなぁ』という言葉も、*2『俺にメリットねぇし!』と自分に振りかかる負のリスクを絶対に回避しようとするリスクヘッジな面も、生きていく上で絶対に譲れない細すぎるルールも(道具を使わず自分の体ひとつでできることに惹かれてしまうこと、靴トントンの回数、数字では絶対に3がすきなこと、冷房が苦手なことetc…)、なんだか許してしまう。許せてしまう。恐るべき愛され許され力。さすが雄で一番の男だ…。彼が高らかに笑いながら『World is mine!』と叫んでも何ら違和感のない風格。というかKAT-TUNという概念が既にそうなのですが。頂点に立つべき人の姿態なところがもう、わたしはすきです。

 

 

どこまでも人間らしい

彼は、どこまでも人間らしいひとです。欲深いひとです。どこまでも貪欲で向上心のかたまりで、悩める人の背中を、なにも言わずにそっと叩いて、あらたなる門出をきちんと見届けるひとです。それがたとえ、身体の真ん中を雷鳴が貫くような苦しさに焦がれ、翼を失うことになろうとも。

皆さまご存知の通り、KAT-TUNというグループは、いくつもの荒波に呑まれてきたグループです。そのKAT-TUNという船の真ん中で精神的支柱になっていたなかまるくんは、実は誰よりも仲間が去ってしまうごとに悩み、苦しみ、答えの見えない問いを解いていたのではないかとおもっています。ほんとうのことは彼らにしか分からないけれど、その苦しみは痛いほどに伝わって。春。KAT-TUNが充電期間を迎える直前、充電期間前最後のライブツアー10ks!のラストの東京ドームの挨拶で、彼は身体を、瞳を、声を、表情を震わせながら挨拶をしました。ブラックホールに呑まれるみたいにこれからが見えなくて、宙ぶらりんになってしまうみたいに。『(充電期間を迎えるという選択の)整理がついた気がします。』なんて言っていたそのあと、堰を切ったようにうえだくんに抱きついて、うえだくんとかめなしくんに抱き寄せられてまんなかで、子どもみたいなくしゃくしゃの顔で泣いていました。まるで駄々をこねるみたいに。彼の纏う感情のすべてでした。あまり涙を見せなかった彼が。グループでいちばんお兄ちゃんな彼が。理性でじぶんのほんとうの気持ちを隠しがちなはずなのに。わたしのだいすきなひとが、泣いている。この事象をわすれてはいけないとおもいました。どんなに言葉を尽くしたって見つからないこのきもちを、どろりとした苦しみを、未来に向かい初めて"ひとり"で歩き出す彼らのこれからを。わたしはその瞬間から、これからのすべてを目に焼き付けようと決めました。

 

 

彼らの描く新しい漫画のページを繰るために。

 

 

 

終わりから始まる新しい物語があって、おおきな河はかたちを変えながら流れ続ける。身を焦がすような想いの先にある、燃え立つ夢が浮かぶ船をたゆたう姿。わたしはこれからも最高に素敵なKAT-TUNの、最高に素敵ななかまるくんに溺れていたい。どうか皆さまも、最高に素敵なKAT-TUNを、最高に素敵な中丸雄一さんを応援して頂けると幸いです。

 

終わりも、はじまりも、きみのもの。

*1:2007年発売のKAT-TUN4枚目のシングル「喜びの歌」収録カップリング曲。赤西仁くんがアメリカ留学から帰国後再び6人体制になってからのKAT-TUN最初のシングル。

*2:2018年3月22日に行われた『KAT-TUN FIRST FAN MEETING Ask Yourself』のLINELIVE中継内での発言。