星降る夜に花束を ~なかまるくん35回目の誕生日によせて〜
『わたしはあなたが好き』という目に見えない曖昧なきもちの輪郭をなぞって掴む、というのはとても難しい作業だなあ、と思う。けれどその世界一難解でぐにゃぐにゃに捻れてしまうことの多いそのきもちを伝える術はどうやらこの世にたくさんあるらしい、と気づいたのは、わたしの世界に中丸雄一さんが現れた日がはじまりだった。わたしの世界に、みるみるうちに色がついた。
楽しいときに刻まれる深くてちいさな笑い皺。ふわふわなまあるい頭。切れ長でくっきり二重。細めたとき、禁忌に触れてしまいそうなほど色香のある瞳。ハート型のふっくら唇。まじっすかで結果を残せたときにフン、と鼻を鳴らすドヤ顔。柔らかくしなやかに舞う手足。ちょっとビビリなところ。おもちゃみたいに軽くて細くて愉快なカラダ。理性を着脱可能なところ。KAT-TUNイチのマーケターなところ。たまに天然なところ。家族想いなところ。仲間の想いに、そっと寄り添い肩を叩いて送り出すところ。ライブになるとガラリと変わる空気感。祈るような瞳で、心を静かに射抜くような視線で踊るところ。この世の女の子みんなの瞳のなかに、ハートを映してしまうところ。指差して、『キミ!キミキミキミ!そこのキミだよ!』ってバスタオルを渡すところ。違う人に渡ったら、ちゃんと指差ししてあげた人のところに行き渡るまで、確認するところ。急に雄のスイッチが入るところ。クリスタルボイスから心地よい低音まで担当するところ。重心低めの濃度濃いダンスも踊れちゃうところ。KAT-TUN中丸雄一でいることに、誇りを持っているところ。ずっとずっとずーっと、わらっていてくれるところ。踊りで切る風も細く狭い躰に擦れる布も、すべて彼の一部になって、芸術にしてしまうところ。
あげればキリがないくらい、わたしはなかまるくんのことがすきですきで堪らない。ほんとうに毎日毎日、飽きれるくらい、すきなのだ。泣きたいくらい、すき。
そんなわたしが世界一だいすきなひとが今日、35歳になった。
中丸雄一くん、35歳のお誕生日おめでとうございます。またひとつ、なかまるくんとの歳の差が遠くなってしまいました。
一つ年をとるということは、山頂に届いた時に自分の歩いてきた道を眺めている気分と似ていると思う。34歳の1年間、あなたがたくさんたくさん笑ってくれていたから、わたしはほんとうに嬉しかった。もうなかまるくんが悲しい顔をしなくとも済むあったかい世界になった。あなたは痛みを伴っても、変わらない為に変わり続けた。ちょっと憎んで呪ってしまってた、時間やしがらみを、あなたの笑顔はすべて水に流して許してくれた。素晴らしく美しい日々をくれた。
初秋。9年振りに再演が決まった『中丸君の楽しい時間』は、『楽しい時間2』へとパワーアップ。あの頃よりもテクノロジーは進化を遂げたけれど、アナログとデジタルを心地よく融け合わせ、緻密な魅せるひとり遊びをして見せた様は、なかまるくんの頭のなかに広がる回路の海原の深さを、改めて噛み締めさせられた。『中学生の頃からステージに立つことを生き甲斐にしてきた』『早くKAT-TUN3人で集まりたくてウズウズしてる』この舞台中になかまるくんが発してくれた言葉のひとつひとつは、この世のどんな宝石よりも重く、価値のある言葉達だったとわたしは思う。"言霊"は、ほんとうに在る。
あの日。KAT-TUNが再始動した日。
Real Faceのボイパがいつもより高く鳴って、覚悟を決めた顔で、花道を歩くKAT-TUN。船の錨が、完全に上がった。炎も、歓声も、拍手も、ぼくらの世界の彩度が上がる合図だった。テレビ越しに観ている景色が全部涙色に染まるような、それはそれは素敵な日だった。
そしてなんと言っても現在公演中のアリーナツアー、『KAT-TUN LIVE TOUR 2018 CAST』のなかのソロ曲、Marionationで彼が魅せる『夢』は、すぐにわたしの全世界となった。彼が下僕を従え静かにレーザーと躰で支配する世界が着々と闇の中に溶けていく様を見た瞬間、わたしの頭と心はじっくりと溶かされ、崩壊を迎え、現実と夢の線引きがままならなかった。夢にはよくそういうことがある。現実と非現実が芸術的に入り交じるのだ。彼の禁忌に満ちたMarionationと、ヒューマンビートボックスのコーナーを観たとき、秘密の鍵付きの宝箱を開ける時のあの秘密の期待のようなものが入っているような気がした。わたしの中の"中丸雄一"という宗教の宗教画と、彼自身が描き創造する"中丸雄一"の宗教が綺麗に一致した気がした。光を一切無くして踊る彼は、怖いほどに美しくビートボックスのはじめの"ぼ"の一音が華火みたく胸に迫って、会場中蠢く音を観た。きっとまだなかまるくん自身も知らない"中丸雄一"がなかまるくんの窓の外にいるのかもしれないと、思ってしまうほどだった。
『中学生の頃からステージに立つことが生き甲斐だった』『このアイドル感嫌いじゃない』彼の中でブレることの無い芯と疲れまでも楽しむなかまるくんにとってアイドルは天職だと、心から信じている。 なかまるくんが福岡初日のアンコールで叫んだ『さよなら!』も、優しく呟く『素敵な夏の思い出が出来ました』の挨拶も、あの口角がキュッと上がってちいさな笑い皺がかわいいこどもみたいなクシャクシャな笑顔も、全部全部抱きしめたかった。表情も躰も声も、指先の張り詰めた神経までも、彼はアイドルだと思う。わたしはアイドルのなかまるくんがほんとうにすきだし、尊敬している。
なかまるくんをすきという気持ちが日々大きくなるのは5億年前から頭と身体では分かっていたけれど、わたしが福岡で約2年ぶりに彼を観て感じた"すき"の感情は、紺色の夜空に瞬き消えゆく流星を捕まえて砕いて、金色のシャンパンにゆっくりと加えて満たしていくような、刹那のすきが積もるようなものだった。ものすごくすきで、なんだか悲しくなってしまった。“すき”と思えることが何故悲しいのだろう。どれだけ考えても、遥か昔からその答えは見つかっていない気がする。あなたが好き、という気持ちを伝える術はこの世の中に数あれど、わたしは未だに彼を見ると自分のなかでうまく気持ちに整理をつけて表現することが出来なくなる。ただただ泣きたくなってしまって、泣き笑いのぐちゃぐちゃな顔をして、やっとの想いで生み出す言葉のそれが、もう100万回は呟いた『好き』の二文字になってしまう。
わたしはこれからもずっと、彼に夢を見るのだ。彼を道標にして、終わりの見えない夜間飛行の旅を続ける。永遠に埋まることのないわたしとあなたの歳の差が、近づき離れる度に嬉しくって微笑む。はち切れんばかりの想いが胸を満たして、またいつものように泣きながら笑って零すのだ。何度目か分からない溜息とともに、『すきだ』と。
どうか35歳の1年もあなたが『しあわせだ』と言葉にすることの出来る日が多くありますように。あなたに聴こえる声のすべてが、美しく楽しい歓声でありますように。季節の移ろいを、肌で感じてにっこり笑えますように。星座盤のごとく輝く瞳が、もっときらきら輝きますように。
書きながらも、目に涙が溜まってくる。
明日も明後日もその先も、あなたはわたしのかみさま。お誕生日、おめでとう。
【追記】KAT-TUN4年振りのオリジナル・アルバム『CAST』収録の『Don't wait』が最高という話。
聴けば聴くほど大名盤、最高最強に美しい18の曲達。聴く人、聴く場所、聴く心。その場面場面で様々な想いが宝石箱のように散りばめられるKAT-TUNの通算9枚目のオリジナル・アルバム(なお前作『come Here』からは実に4年ぶり!)『CAST』が最高であり、そしてその中の5曲目『Don't wait』がほんとうに美しいという話をしたい。(なおここまで一息)
いきなり気持ち悪い文字の羅列をかましてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、本日のブログは太字の通りの内容です。ひとりのしがないオタクによる『Don't wait』絶賛ブログ(個人感想の嵐)となりますので、お暇な皆様はお付き合いいただけると有り難き幸せに存じます。8/4の福岡公演を皮切りにスタートしましたツアーの話は一切しないよ!安心してね!
そもそも『Don't wait』とは
KAT-TUNの通算9枚目のオリジナル・アルバム『CAST』の5曲目に収録されている楽曲。作詞はkoudai iwatsuboさん。作曲はGRPさんとkoudai iwatsuboさんの共同制作となる。
KAT-TUN×koudai iwatsuboさんのタッグ、ものすごく多い記憶があったので調べてみました。ざっと時系列順に並べてこんな感じ。
-2012年-
『歩道橋』/作詞・作曲・編曲(アルバム「CHAIN」収録)
『それぞれの空』/作曲(シングル「TO THE LIMIT」通常盤収録)
『in the DARK』/作詞・作曲(シングル「不滅のスクラム」初回限定盤収録)
-2013年-
『僕なりの恋』/作詞・作曲・編曲(ミニアルバム「楔-kusabi-」初回限定盤1収録)
『楔-kusabi-』/作曲(ミニアルバム「楔-kusabi-」初回・通常盤共通収録)
-2014年-
『Birds』/作詞・作曲(シングル「In Fact」通常盤収録)
『STAR』/作詞・作曲(アルバム「come Here」初回・通常盤共通収録)
-2015年-
『Polaris』/作詞・作曲(シングル「Dead or Alive」初回限定盤1収録)
『熱くなれ』/作曲(シングル「Tragedy」初回限定盤2・通常盤共通収録)
『TWILIGHT』/作曲(シングル「Tragedy」通常盤収録)
-2016年-
『雨に咲く哀、夜に泣く藍』/作曲(シングル「UNLOCK」初回限定盤1収録)
-2017年-
なんと亀と山Pも含め12曲も関わって下さっていた…!2012年からのタッグらしい。もう6年近くのお付き合いになるのだな…嬉しいですね。ミディアムバラード多めな印象。KAT-TUNの他にも嵐やキスマイ、Hey! Say! JUMP、セクゾなども担当していらっしゃるそうです。
出典元として拝見させて頂いたkoudai iwatsubo先生のWorks貼っておきますね。振り幅広い…!
Don't waitのここが最高!
前置きがかなり長くなってしまいましたが、Don't waitの最高ポイント紹介、いくよ〜〜〜!!!(今回は1番のなかまるくんパートと2番を紹介予定です。尻つぼみでごめんよ。)
歌詞全文はこちらをどうぞ。
※今回は分かりやすいように、グッと来るポイントのパートを誰が担当しているのかメンバーカラーで表記します。
まず1番出だし。
『来週の Schedule 存在消して』
『Repaint it to the shadow』
はい!ちょっとストップ!!!
停止ボタン、押してください。
それでは皆さんご一緒に?
\甘〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!/(©スピワゴ井戸田さん)
甘い、甘くて優しい。森のなかに優しく差し込む木漏れ日の光。フローラルのほのかに薫る柔軟剤。言うなればまあ、そんな感じ。こんな優しいなかまるくんの歌声はほんとうに珍しい。
"来週の Schedule 存在消して"
彼女と交わしていたなにか大切な約束は、泡となって消えてしまったのでしょう。少し寂しげで優しい声から、愛おしいひとを想う気持ちが伝わる歌い出しのフレーズ。
そして出てくる"Repaint it to the shadow"。
英訳は『影を塗り直す』。なかまるくんの魅力は仄かに薫る色香や高い鼻に落ちる影、どこか寂しげで吸い込まれてしまいそうな神秘的な瞳などにあると思うのですが、そんな彼が"影を塗り直す"、どこか物憂げに言葉にすると、心がぎゅっと掴まれる寂しさに駆られる気持ちになります。これから紡がれる物語の始まりには余りに切なくて寂しくてうつくしいことを予感させる、そんなフレーズ。
続いて2番。ここからかめなしくんとなかまるくんの真骨頂とも言えるパートの連続なんですよ…。
『一線のFriday』
『超えさせた貴方との孤独』
これは直前のうえだくんパートである
『Oh,like a sherbet 最愛溶かし』
『Rewet our pillow』
のパスからなんともうつくしい。
ここからのなかまるくんパートも同義で、
『Shine is flaming-out』
『ほどいてみれば Anything goes』
そこからの
『終焉に揺れる花 数センチが離れていく』
『蝶が舞うように』
この一連の繋がり。ものすごく寂しくてうつくしくて。聴く度に泣いてしまう。愛して愛されて繋がってしまったことは消えないし消せない。なんとももどかしくて。抜け殻を抱きしめるような空虚感をここまで切なく苦しく歌えるのは、みんな30代になった大人のKAT-TUNだかこそだと思います。この朽ちて零れ落ちそうな果実のような色香と寂しさが、心を捉えて離さない。そしてほんとうに"蝶が舞うように"螺旋を描きながらうたっているなかまるくん。声で螺旋を表現できるのが凄い。繊細に音を当てられる彼ならではの業だと思います。
そしてサビ中の爺孫パス回し。名もなき流星のように小さく尾を引いて煌めく言葉達。この作品の中でも、群を抜いてうつくしい。
『Don't wait』
『霧海(むかい)のFar side 目で視えなくても』
『本能誘う風景の Door 開けて』
『Don't cry』
『この都会(まち)だって 深淵に星抱く』
感嘆の声をあげざるを得ない。
正しき感嘆の声。
日本語ってこんなに綺麗で美しかったのか。
日本語を話せる国民であることに幸せを感じる。
思わず太字で強調してしまうほどの綺麗さ。
なかまるくんパートの"霧海"。意味が気になったので辞書で引いてみました。
む かい 【霧海】
霧が一面に立ち込めているさまを海に見立てていう語。
Far sideは"裏側"や"向こう側"という意味があるので、"霧の向こう側"という感じ。このパートを中丸雄一さんに託すか…全オタクの夢である霧の中の中丸雄一さん、詞の中の物語で実現してしまった…(若しかしたらわたしだけかもしれない)
"この都会だって 深淵に星抱く"とうたう亀梨和也さん、彼の持つ星座盤の如く輝き濡れる瞳を表しているよう。ほんとうにほんとうにきらきらしている。
"深淵"の意味も今更ながら辞書で調べてみた。
1 深いふち。深潭 (しんたん) 。
2 奥深く、底知れないこと。「孤独の深淵に沈吟する。」
生まれ育った地元江戸川をこよなく愛し、幼稚園のお遊戯会の舞台だった小さな小さな会場をソロコン大千穐楽の場所にしたり、ふらりと東京1人旅行をしたりする亀梨和也さんが、"深淵に 星抱く"とうたうのは余りにうつくしすぎる。このパートのかめなしくんの"深淵"の「s」の発音がとても好きです。
そもそもこの曲、歌詞を見ていただければわかると思うのですが、英語のフレーズが意欲的に使われているミディアムバラードになっております。そして英語の発音が三者三様。3人の特徴がいかんなく出ていると思います。また、3人みんな滑らかで聴き取りやすい良い塩梅の音になっていることも、この曲がグッと心に来る要因のひとつのような気がしています。心地良い音のハメ方。
かめなしくん
『"Bad day"is one day』
『Something wrong』
うえだくん
『like a sherbet』
『Rewet our pillow』
なかまるくん
『Repaint it to the shadow』
『Shine is flaming-out』
『Anything goes』
『Far side』
の部分ですね。
かめなしくんは基本的に発音に忠実、それでいて1音ずつに軽やか且つ力を込めて、愛を込めてうたう彼の色は失われていないな、という印象。今回のアルバム内の自身のソロ曲『One way Love』も全編英語詞にチャレンジしており、発音に関しても指導の先生についてもらっていた話を耳にしたことがあるのでいつにも増して耳馴染みが良かったです。かめなしくんの高音パートでの首筋、ほんとうにすき。最高。
うえだくんは今回のアルバム通しての印象なのですが、めちゃくちゃ巻き舌。舌が回る回る。舌好調。かのSWEET CHAINで"君はSugar-Candy-Chocolate baby"の激甘なパートが甘栗時代*1の彼に宛てがわれていたけれど、今のヤンキーチックなビジュアルのうえだくんもそのシュガーキャンディーチョコレートボイスは健在。というか寧ろ進化を続けどんどんゲロ甘になってきている。ぼくらはきっと糖分摂取過多。かつてうえだくんは天女になって空を舞ったり*2して今でもソロパートでは様々な顔を魅せてくれているけれど、声だけは変わらず甘くて優しいんだよなあ。だいすき。人となりが滲みでていて。うえだくんの高音パートに差し掛かると目を閉じてすこし上を向くあの歌い方、最高にきゅんとしちゃう。
なかまるくんはもうね〜〜、自担というかわたしが信仰する神様なので長々語っちゃいますが、やばい、ほんとうにやばい。(急速な語彙力の喪失 偏差値は2)この曲だけでなく今回のアルバム通しての彼の歌声、優しすぎて柔らかすぎて涙が出る。活動再開を誰よりも待ち望んで、KAT-TUNでまた歌を歌えること、楽しい場所をつくることが出来ること、彼がよく口にする『皆さんと素敵な時間を共有できる』ということ。凍っていたなにかが溶けだしてまた柔らかいにこにこな笑顔を見せてくれることが増えたこと。充電期間のおよそ2年間で彼が得たことすべてがCASTというアルバムの中丸雄一さんの歌声に集約されているとわたしは思います。
これは完全にわたしの勝手な感覚なんですけど、なかまるくんはオリジナル・アルバム出さない4年間でデフォルトの歌声が甘くなった気がします。(これTwitterでも言った)うん、確実に甘くなっている。めちゃくちゃに狡い。というか、低音と高音の出し方が確実に楽になってて、肩の力が抜けている気がするんですよね。低くくぐもる歌声ではなく、朝露みたいにクリアで透明な甘さ。ほら、今流行りの透明なコーラとか、透明ない・ろ・は・すとか、夏の喫茶店で食べる真っ青なクリームソーダみたいな。そんな涼しげな爽やかさが足されている気がします。でもソロ曲のMarionationになると一気に声色の温度は下がり、反対に湿度は息苦しいほどに上がるのだ。わたしはどうあがいても彼から離れられないみたいだ。いつも一枚も二枚も上手。てのひらのうえ。わたしのずっとずっと先を進む。それでいいのだ。背の高く届かない彼に追いつきたくて、懸命に背伸びする。歳を重ねることに距離は縮まり、また離れ。そんな関係が最高に素敵なのだ。
ほんとうに、KAT-TUN再始動できて、よかったなあ。すきなひとがすきなことやって、ちゃんと笑えているところを見られることほどしあわせなことはないし、きみがしあわせだとぼくもしあわせだし、ほんとうに、ねえ。嬉しくって嬉しくってたまらないや。おめでとう、KAT-TUN。
あれ、わたしの熱量どんどん違う方向に進んでいる気がする…。まあいつものことです。
グダグダなDon't wait紹介となってしまいましたが、ここまでお読みくださった勇者の皆さまありがとうございました。またなにかありましたら。
※今回koudai iwatsubo先生とKAT-TUNの年表で並べたシングルとアルバム、DVDのAmazonリンクを貼っておきます。ぜひあなたの目で、耳で体感してください!
とにかく!KAT-TUN4年振りのオリジナル・アルバム『CAST』はいいぞ!!!『Don't wait』に限らず最高にイカした曲達が君を待っている!買ってくれよな!!!
2019/1/20 【追記】
念願の念願の念願すぎるジェイ・ストームくんのお仕事の時間だよ!!!!!!!!!!
CASTとUNION円盤化決定〜〜〜〜〜!!!!
KAT-TUN初のBlu-rayとなる『KAT-TUN LIVE TOUR 2018 CAST』のBlu-ray完全生産限定盤には、2018年夏に行われたCASTのツアー最終公演の様子はもちろん!!!!特典映像としてな、な、なんと!!!2018年4月にたった3日間のみ行われた幻のライブ『KAT-TUN LIVE 2018 UNION』が全編まるごと!MC付きで収録されます〜〜〜〜〜!!!さらにさらに84Pの特製 Double sideフォトブックレットまでついて!!!!お値段なんと¥7,407 +tax!!!情報の大洪水だね!!!!!
DVDの初回限定盤には!!!CASTツアーの最終公演の様子に加えて、1.『オリジナル CAST angle[FIRE STORM / Vivid LOVE / ツイテオイデ / Unstoppable]』のマルチアングル収録!!!3分割、ソロ、集合の3形態で、それぞれの曲の魅力が最大限に引き出された激ヤバ映像になっているらしい! 2. Tour Final W Encore 『ハルカナ約束』収録! 3. Document『The lord of"CAST"(約60分収録)』ツアーの裏側とともに、メンバーのライブに対する想いや楽曲などのインタビューを織りまぜたドキュメント映像!
3大特典に52PのLIVE PHOTOブックレットがついてお値段なんと¥5,972+tax!!!神なのか???
DVD通常盤にももちろんCASTツアー最終公演の様子が収録、フォトリーフレットが付いてお値段なんと¥4,444+Tax!!!おともだちに配ろう!!!!!
みんな、2018年の夏を最高に駆け抜けてくれたカツンの記録、ぜひぜひゲットしてくれよな!!!!!なかまるくんドラマおめでとう!!!楽しい時間開幕おめでとう!!!うーちゃん舞台おめでとう!!!かめなしくんドラマおめでとう!!!KAT-TUNアミュ博多おめでとう!!!うれしいがいっぱい、しあわせだ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡ 今年もよろしくお願いします!!!!!!下のリンクにCAST円盤の分追加しておくので、ぜひ予約してくれよな!!!!!!みんなでしあわせになろうぜ!!!!!!!
KAT-TUN/LIVE TOUR 2018 CAST [2Blu-ray Disc+Double sideフォトブックレット]<完全生産限定盤> - TOWER RECORDS ONLINE
KAT-TUN/LIVE TOUR 2018 CAST [3DVD+LIVE PHOTOブックレット]<初回限定盤> - TOWER RECORDS ONLINE
KAT-TUN/LIVE TOUR 2018 CAST [2DVD+フォトリーフレット]<通常盤> - TOWER RECORDS ONLINE
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- アーティスト: KAT-TUN
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- メディア: CD
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*1:2007年中盤〜2011年のドラマ『ランナウェイ〜愛する君のために〜』で坊主にするまでの間のうえだくんの愛称。坊主にしたあとも情報解禁になるまでは甘栗仕様のウィッグを被ってメディアに出演。数あるシフトチェンジを繰り返しながら維持し続けた髪型である。尚本人はこの髪型を『わいせつきのこカット』と呼んでいた。この時代の彼が残した伝説は数知れず。気になった方は『上田 甘栗』でLet's検索!
あなたにお手紙書きましょう
KAT-TUNのみなさん、デビュー12周年おめでとうございました。新たな船出を迎える3人に、心からの感謝と祝福を。少し遅れてしまいましたが、今日はKAT-TUNに、はじめての手紙を書いてみようとおもいます。わたしが毎日付けているほぼ日手帳に書いたものに加筆しました。きもちが溢れてぐちゃぐちゃになっていますが、お時間のある方はぜひ読んでみてください。
はじめて、手帳のひとマスずつに文字を書いてみることにします。今日は特別な日だから、大切な男の子たちのお誕生日だから、綺麗な日記でいたい。
おもえば、わたしがKAT-TUNと出逢ったのは、有閑倶楽部のころでした。夏と冬しかない地元で、少しだけ秋の風と金木犀の香りがする10月。まさか人生のほとんどを捧げて愛することになるとはおもわなかった。当時小学2年生だったわたしの審美眼はただしかった。これ、冗談じゃなくてほんとうだよ?あの頃の、くるしくてくるしくて壊れそうで脆くてKAT-TUNに縋った自分に、『えらかった!』と言ってやりたいです。わたしは当時、幼いながらにもアイドルは眩くて真白で、溢れるばかりの輝きを放つ存在だとおもっていました。でも、わたしが出逢った男の子たちはちょっと違ってた。すごく生き急いで、渇望感と焦燥と熟しすぎてこぼれ落ちそうな果実みたいな色気を纏って、冴やけさの宿った瞳をしていました。ずっとずっと孤独なんだろうな、とおもってた。ごめんね。でも、そんな姿が鮮やかに映って、早熟だったわたしに、刹那と永遠のうつくしさを教えてくれました。『きっとこれ、幻だね』わたしの母ははじめてKAT-TUNを見たとき、そう言いました。こどものわたしには分からなかったけれど、大人にはなにか予感していたものがあったのでしょうか。永遠なんかじゃないと、おもうかたちだったのかな。いまも不思議におもうけれど、未だにその答えを聞いていません。聞けませんでした。たぶん、これからも聞けないんだろうなあ、などとおもったりするのですが。でも振り返るとほんと〜〜〜〜〜にいろんなことがあって、ちょっと笑い話にできるところとまだできないところがあるのだけれど、なんだよなんなんだよほんとに!なんでそんなみんなして違う方向向いてんの?背中合わせなのなんでなの?なんであかにしくん最近いつも帽子かぶってんの?なんで振り揃わないの?ねえなんで??みたいな、いま思えば『うるさいなガキんちょ!』のひとことで済むようなことで幼心にたくさん悩んだりして。でも音と光にかたちづくられるみんなのうつくしさに、最後の挨拶のことばのまっすぐさに、『これが神さまかあ…時代を抱いた男たちかあ…時代に求められた男たちかあ…わたしが信じる道かあ』などとライブの度に納得して、泣きながらカトゥーンありがとう!と苦笑いに似せた笑顔で笑ってみたりしていた。だいすきだった『6人のKAT-TUN』が終わりを告げて、見られなくなったことはほんとうに堪えたけれど、でも、それでも現実は容赦なくやってきた。それ以降もずっと。息つく間もなく目の前に立ちはだかるのは現実ばかりで。それでも、傷を負うからうつくしくなり、終わりから始まる新しい物語があって、おおきな河はかたちを変えながら流れ続ける。身を焦がすような想いの先にある、燃え立つ夢が浮かぶ船をたゆたう姿。夢の中でぷかぷか浮かんでるだけじゃ味気なくてつまんなくて、中途半端なファンタジーお断りで。そんなKAT-TUNがずっとずっといたんだよ。みんなそれぞれ、基本的には自分のことばかりだけどそれが堪らなく愛おしい。KAT-TUNのメンバーがいちばんのKAT-TUNのファンで。なんか書いてる途中で何言いたいか分からなくなってきた自分の語彙力がほんとうに悔しいけれど、(ここは笑うところ) すきが溢れて雫になって零れ落ちて、言葉にならない『ありがとう』がやってくる。雨粒が地面に落ちてすぐさまかたちを変えるみたいに、純粋にきもちが零れ落ちる。わたしはこれからも、新しい季節が巡るたびに、彼らに恋をするんだろうなあとおもう。皆の者、狼煙をあげろ!雷鳴轟くところに天下人ありだ!戦の用意はいいか!抱かれる用意はいいか!時代の寵児の目撃者になるのはきみだ!もうすぐ海賊船の航海を始めるぞ!いきなり飛び乗ったって問題ない。ボロボロの船体?傷ついた帆?それがどうした!いまの船はこんなにも強靭だ!ちょっとやそっとじゃ壊れねえぞ!だから安心して船に乗りな!モタモタしてると置いてくぞ!だから振り落とされる前にさあ早く!平成がもうすぐ終わりを迎えるこの時代に、もう一度天下を取るのは彼らしかいない。
KAT-TUNのみなさん、12周年おめでとうございます。
季節は春ですね。わたしの部屋から見える桜も、船出を祝うようでとても綺麗です。
最高に素敵な13年目にしましょう。
これからのKAT-TUNに溢れんばかりのあたたかな幸せが降り注ぐことをお祈りしております。
この先の景色も、どうかいっしょに。
『にぃに、だいすきだよ』ー中丸雄一×復讐劇が見たいー
どうもこんにちは。こんばんは。ハルです。最近かつん界隈は嬉しいことがてんこ盛りですね!おかげでかなりHappyな日常を送れている卒業間近の学生です。
KAT-TUNの再始動1発目のシングル『Ask yourself』発売決定おめでとう〜〜〜!!!!かめにゃんも3さい…もとい、32歳のお誕生日おめでとう〜〜〜!!!!AMU博多シティ7周年イメージキャラクター就任おめでとう〜〜〜!!!!『ユメより、亀』発売おめでとう〜〜〜!!!!ユメカメ、最っ高に素敵なフォトブックでした。包み隠さず過去をちゃんと抱きしめる。亀梨和也の濃密で噎せ返りそうな魅力がぎゅっと詰まった1冊でした。強烈で、正直で、もっともっとかめなしくんのこと大好きになった。改めて32歳、おめでとう。
さて!これまで私はなかまるくんにたくさんの役柄をやって欲しいなと勝手に願ってきたのですが、(しかし当の本人は芝居に対するモチベーションあまり上がらないらしい)また今回もこんな役のなかまるくんが見たい…こんな役にチャレンジする日が来るといいなあ…と思い立って新たなシナリオを考えたのでここに書き連ねたいと思います。今回も完全にざっくばらんにまとめただけのものになっていますが、読んでいただけると幸いです。(なお、以下の物語はすべて個人の願望です)
『中丸雄一×復讐劇』
『にぃに、おはなのかんむりつくって!あたまにのせるの!』
「はい、どうぞ。冠だけじゃ寂しいから、指輪も作ったよ。お姫さまみたいで綺麗だぞ。」
『わあ…!きれいだねえ…。ありがとう!』
____『ねぇ、にぃにしってる?』
「ん?なあに?」
『おんなのこは、おおきくなったら、けっこんするんだって!はなよめさんになるんだって!ママがいってたよ!』
「そうだよ。大人になったら女の子も男の子も、みんな結婚するんだよ。女の子はウエディングドレスを着て、かわいいお姫さまになるんだ。」
『にぃにもけっこんするの?』
「うん、好きな人ができたらね」
『…わたし、にぃにのおよめさんになる!』
「ありがとう。大きくなったら、結婚しような」
『…おおきいってどのくらい?』
「そうだな…ちゃんと仕事してお金を稼いで、この人といっしょにいたい、って思えるようになったらかな。」
『ずーっとずーっとみらいのおはなしだね』
「……………でも、そう遠くない未来だよ。」
『にぃにはわたしとけっこんするの!やくそくだよ?』
「うん、約束な。」
14歳の雄一には結婚を約束した女の子がいた。彼より10歳年下の、いとこの女の子。彼のことを「にぃに」と呼び、いつも彼のあとをくっついて歩き回る、天真爛漫な女の子だった。彼は女の子のことを『妹』だと思うようになっていった。
_____『にぃに、おままごとしよう!』『にぃに、サッカーするの?
わたしもやりたい!』『にぃに、ケーキ、おいしいね!』
『にぃに、だっこ。だっこして!』
『にぃに?』
「どうした?」
『……だいすきだよ』
1999年の夏、静岡県にある町の湖の畔で少女の遺体が見つかった。それは、7歳になったあのいとこの女の子だった。月が水面に揺らめく、美しい夜のことだった。
16歳になっていた雄一は、『妹』を失った喪失感から自暴自棄になり、通っていた高校を辞めてしまう。夜中にひとりで事件現場の湖に向かい、『妹』が亡くなったのと同じように夜の冷たい湖に浮かび謝り続けるのだった。『冷たかったな、痛かったな、怖かったな、ごめんな…』そんな折、バスでたまたま降りた先にあった児童養護施設「爽樹の森」から出てきた見覚えのある顔に嫌な予感を覚える。仏壇用の花束を持ち、雨の中傘もささずに歩くその姿は、『妹』を殺されたあの夏の日、事件現場の湖の近くで目撃された少年によく姿が似ていた。そしてその少年は、彼の中学の友達であり、『妹』を殺した犯人の『少年』だったのだ。『慧…お前…』ゆっくり彼の方に近づき、さしていた傘をはらりと捨てた少年『慧』は、闇の深淵のような瞳を彼に投げかけ、『妹』が使っていた髪留めを渡し、にやりと笑って逃走した。
事件から15年後、29歳になった雄一は、ひとりで独自に事件のことを調べるようになってゆく。調べていく中で、彼の中で薄れていた記憶が蘇る。彼は事件の日、『妹』が不審な少年に付いていく姿を遠くに見ていたのだ。____『にぃに!わたしむこうであそんでくるね!』
「そっちは湖だから危ないよ!ひとりで行っちゃだめだ!戻って来い!」
『だいじょうぶ!にぃにみてるでしょう?』
彼が『妹』にあげた髪留めを手に握りしめ、湖のほうへと向かう『妹』。その瞬間、風船を手に車から降りてきた少年と手を繋ぎ、少年にほほ笑みかけた瞬間、赤い風船が空に揺らめくのを彼は見た。小さな影は一瞬のうちに視界から消え、少年の細くて長い影だけが、湖に佇んでいたのを、彼は思い出した。
自分が『妹』を殺してしまったのかもしれないと自責の念を感じ始めていた彼は、さらに深く事件を追って慧のいた児童養護施設を訪ねる。そこで施設の職員から、こんな話を聞かされる。『慧くんは、昔は心の優しい子でねえ。施設の子どもたちとよく遊んでくれてたんですよ。だからみんな、慧くんのことが大好きでね。でも、小学6年生になる頃だったかな。突然心臓病で倒れてしまって。心臓移植することになって、施設を1回出たんです。でも、ドナーがなかなか見つからなくて。3億円くらいお金を頑張って集めたけど、駄目だったらしくて。苦肉の策で、裏経路で心臓移植したとかって噂で。慧くんのお家はおじい様がもともと大病院の会長さんでね、おじい様が裏組織の…暴力団と繋がっているみたいなんですよ。だから、暴力団の下っ端のヤクザを殺して、その心臓を慧くんに移植したみたいなんです。』
「慧は、そのこと知ってたんですか?」
『ええ。慧くんが爽樹の森に来たのも、お母様が慧くんが裏社会と密接に関わって育ってしまった環境を不憫に思って、お友達と優しい先生と綺麗な心を持って大きくなってほしいとの気持ちからですから。慧くんは物心ついた頃からお家の事情についてうっすら分かってたみたいです。心臓移植が終わったあと、何故自分が生きていられるのか、誰から心臓を移植されたのか、病院でおじい様から直接聞いたそうです。』
「慧はヤクザの心臓を得たから『妹』を殺したってことですか。悪魔と契約したからあんなにボロボロになってしまったんですか。『妹』はもう大人になることなんて出来ないのに、もう俺のことを『にぃに』って呼んではくれないのに、あいつは医療少年院からのうのうと出てきて『妹』が経験したことないことたくさん経験するんですか。教えてください先生。ねえ!」
『いえ、あの…そういうことでは…』
「あんた、慧の育ての親だろ?同じ目に遭わせてやろうか?なあ?湖に体投げてやろうか?『妹』は思ったんだよ。冷たいな、痛いなって。おうち帰りたいなって思ったんだよ!お前、死ぬ前に『妹』がなんて言ってたか知らないだろ!『にぃに』って言ったんだぞ!俺ほんとの兄貴じゃないのに!ただのいとこなのに!親戚なのに俺の名前呼んで死んでったんだ!慧に体投げられて。小さくて軽い体がぷかぷか湖に浮かんでたんだよ人形みたいに!」
職員の胸ぐらを掴みながら、底の見えない深海みたいに冷えた目線を向ける彼は、震え続けていた。
____『俺は慧を殺しますよ。あいつが不条理な犠牲の上に立ってる人間だとしても、俺は絶対にあいつを殺す。』
復讐のために人生を捧げ、光の中を歩くことなく孤独を選んで生きてゆくことを決めた彼のもとに、ある時1人の女性が現れる。高校生だという彼女は、目を背けたくなるような悪事をこなしていく彼を支える。最初は姦しいと思い敬遠していたが、会う度にどこか同じ雰囲気を感じ取るようになり、親密になってゆく。しかし彼女は『慧』が少年院に行ってから生まれた『慧』の妹だった。事件のことは何一つ聞かされていないらしいと知った彼は、純粋で無垢な彼女に心揺さぶられる。復讐と恋を天秤にかけ、その狭間で揺れる彼は、彼女からこう告げられる。
____『中丸さん、大好きです。』
それは、『妹』が『にぃに』にくれた最期の言葉で…
家に帰れば二人の妹がいて、親戚の集まりに行けば10歳も年下のいとこの女の子がいるなかまるくん、絶対モテる…!おままごとしたりいっしょにお菓子作ったりしてあげつつ、自分は14歳の中学2年生。サッカー部のキャプテンなんか務めてるわけです。そんな『にぃに』が大好きな女の子の初恋は、間違いなく『にぃに』なのです。彼女が生きていたら、大人になったらきっと問いかけたことでしょう。『ねぇにぃに、私が子供の頃のこと覚えてる…?』「ん?昔のことはあんまり覚えてないや。」10歳も年下の『妹』の世話に手を焼いたことを忘れるはずは無いのですが、敢えてとぼけるなかまるくん。そんな彼のうっすら笑った顔を横目に見ながら、彼女は言うのです。『覚えてないなら流して聞いてほしいんだけどね…?わたしの初恋は4歳のときだったよ…』と。
そんな淡く消える初恋も叶わぬままに殺されてしまった『妹』のことを、彼はずっとずっと心に刻み続けるのです。神様に『妹』との永遠を誓えなかった代わりに、黒い黒い塊に心を蝕まれてしまう。事件から15年経って復讐に燃える彼にはもう、優しかった瞳も、サッカーの上手な『にぃに』の面影も、草原に生えている花で花冠を作ってくれた温かな時間もないのです。29歳の『にぃに』にあるのは光の入らない虚ろな瞳と冷酷な復讐の心、背負った十字架と禁忌の重さだけ。しかし彼は、自分のことを「大好きだ」と言ってくれる『妹』を殺した少年の妹に出逢って心揺れてしまう。彼は自分の犯した禁忌の重さに気づいて毎夜泣くのです。そして鋭利なナイフで少年の妹を刺そうとしてしまう。『ごめんな…にぃに、お前のこと守ってやれなかった…春になったら、春になったらまた花冠、つくろうな。』彼は妹ではなく、自分のことを刺してしまうのです。優しい優しい、『にぃに』の顔をして。それは、妹が殺された時と同じ、静かに輝く月が美しい夜のことでした。
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このドラマは絶対に絶対に水曜夜10時の日〇レ枠でやって欲しい…!なかまるくんは本格復讐劇初出演で期待度Max。記者会見ではおどおどしながら『えー、重く悲しいお話ではあるんですけども、観ていただく皆さんもきっと何か分かることがあると思います。この作品を通してですね、家族、恋人、友達とかいう括りでは語れない純粋で儚い愛というものを少しでも感じていただけると嬉しいです。』とか言うんでしょ?そして記者の人が『妹』役の子役の子に『なかまるさんはやさしいですか?』って質問したら「いっしょにあそんでくれてごはんもたべてくれてたのしいからすきです」とか言われて表情筋ゆるっゆるになるんですよ!!!!そしてそれを踏まえて味を占めたドラマスタッフが初回盤DVD BOXのメイキングでは『妹』役の子抱っこしたり、頭撫で撫でしたりご飯一緒に食べたり遊んだりして、パパになったらこんな感じなんだろうな〜〜〜!とか妄想させる映像付けたりしちゃうんでしょ?何それ最高買う!!!!!!!!
なにかに飢えるような瞳をしてたのにカットかかった瞬間に『あーこれ怖いっすね!』って言いながら目尻に皺寄せて笑っていつものなかまるくんに戻るんですよ!!!!ロングインタビューでは『僕にとってこういうしっかりとした復讐劇は初めての経験で、演じる前はすごく不安で眠れない日も多かったんですけど…。えへへ(笑)でもこの作品に出会えて日々の視点がすごく変わったというか。様々な愛の形と、絶対悪はあるのかみたいな深いところまで考えるようになれましたね。』ってほっとしたような顔で語る。見どころは?と聞かれたら『あのー、『妹』を殺した慧のいた児童養護施設の職員に詰め寄って怒りをぶつけるシーンがあるんですけど、あそこは頑張りましたね。(笑)監督さんに「中丸くんは視線で演技するのがすごく上手で生かしたいから、思いっきり睨んで。ジャニーズだからとかいらないから。ひとりの『被害者』としてそこに居てくれればいいから。」って言っていただけたので、自分でもびっくりするくらい役に憑依出来ましたね。そのシーン撮り終えてから家に帰っても、なかなかリラックスできなくて悲しかったくらい。』って監督にべた褒めされて嬉しそうに頑張ったシーンを語るなかまるくんを、ぜひ見たい。
気づいたら5000字超えてた…(戦慄)
ここまで読んで下さった皆さまありがとうございました!長々と書いてしまいましたが、なかまるくんが素敵な役にめぐり逢い、素敵な俳優さんになれますように…!
それではまた!
彼の生きる世界を考えてみた話。
どうもこんにちは、ハルです。
ある時ふと、こんなことを思いました。
「無色が似合いそうななかまるくんほど色のある世界が似合うアイドルはいないのでは…?」
そこで勢いにかまけて「中丸雄一×色」というテーマでわたしが「なかまるくんにやこんな役をやってほしい!」というただの願望を詰め込んだシナリオを以前Twitterに載せたところ、そこそこの反響をいただきまして嬉しさとなかまるくんがこの役を演じたらどうしよう…とエモさで胸いっぱいになったのですが、それからどんどん創作意欲が膨らんできてしまったので、はてブロに書いてしまおう!という次第になりました。
まず事の始まりはこちらから。
無色が似合いそうななかまるくんほど色の世界にすっと溶け込んでポップに生きられるアイドルも珍しい だからこそメッタメタに色を着込んで装苑出てほしいなかまるくん
— ハル (@LovinU__N) 2018年1月21日
わたしが大好きで尊敬してやまないファッション雑誌「装苑」にメッタメタに色を着込んで出てほしいという戯言からのスタートでした。なんという小さな始まりなんでしょうか。でもこれは割とずっと思ってる。GINZA大先生にも出てほしい。ハイブランドに身を包んでゴッテゴテのなかまるくん、見たすぎる。あと、メンズファッジは絶対出てほしい。
で、考えたシナリオがこちら。
『まほうのくにのおはなし』(仮)
彼が生まれたと同時に両親が離婚し、父方の親戚に育てられたがそこで愛情を注いでもらえなかった彼は、5歳の誕生日の雨の日の夏、森のはずれにある児童養護施設の前に置き去りにされる。
『きみ、どこから来たの?』
_____「ぱぱもままも、おじさんも、ぼくのこと、ふりょうひんだって。わるいこだから、いらないっていいました」
20年後、大人になった彼は、児童養護施設の職員の伝で広島の果樹園で働いていた。しかし過去の経験が原因で人を信じられず、心を閉ざすように重い前髪で顔を隠す彼。25歳にしてはどこか細くて幼く、幼児と少年の間のようなそんな彼は果樹園にお客としてやってくる一人の少女にだけ心を開くことが出来るように。その少女は、彼が今まで出会った中でたったひとりだけ、彼の癖を知っていた。
『中丸さんって、嬉しい時太陽に手かざしますよね。そしてちっちゃく笑うの。』
『あなたは、そのままでいてください。無理に大人にならなくていいんです。あなたは本当はいい子だから。』
「僕は、いい子なんですか…?ふりょうひんじゃないんですか…?」
『不良品なんかじゃありません。大丈夫、わたしがそばにいます。』
____『そうだ中丸さん、ふたりで逃げましょう。私たちのことを誰も知らない、どこか遠くへ逃げるんです。そこで作るんです、ふたりだけの国を。魔法の国です。』
「まほうの、くに?」
『そう、中丸さんは国の王様になるんですよ』
彼の心の中にある糸を解してくれる彼女のことを、彼は信頼し共に過ごすようになってゆく。
ふたりだけの「まほうのくに」を作ろうとした矢先、彼女は忽然と行方をくらます。「愛しきみよ、どうかしあわせに」と手紙を残して。たったひとりになった彼は、彼女を失って初めて気づく「愛おしい」という感情に揺さぶられ、いつか彼女が帰ってくると信じ彼の思う「まほうのくに」作りに勤しむが、彼のもとに謎の男が現れ、彼にこう迫る。
『俺の姉さんを殺したのは、お前か?』
男によって紐解かれる彼女の抱えていた秘密と、彼の歩む運命は思わぬ形で交差する。
そして主演となる『中丸雄一』のプロフィールはこちら。
1983年8月4日生まれ。(本人と1ヶ月違い)
物語における現在(2008年)時点では25歳。
単語と句読点の間を区切って息をするように話す話し方が特徴。
父方の親戚に預けられていた際、家に入れてもらえず、小さな「離れ」と呼ばれる物置小屋で眠ることが多かった。そのため時間の感覚が曖昧で、25歳になった今でも眠る前には必ず「ねむいです」と呟き、20時には眠ってしまう。
毛布の端っこを持って眠るのが好き。
寝言は「ぱぱ、まま」である。
好きな食べ物はコーンフレーク。
施設の先生に「ねえ知ってる?コーンフレークはね、パンを作るための小麦をうっかり外に置きっぱなしにして出来た食べ物なのよ。」と言われた時、「コーンフレークも自分と同じ"ふりょうひん"なんだ」と運命を感じ、それしか食べなくなってしまった。
唯一の「ともだち」で「お守り」のネジをずっと持ち歩いている。4歳の時、遊んでいたロボットが壊れて動けなくなり親戚に修理を頼んだが壊れてしまった。「ロボット、動かなかったんだ。こいつもお前と同じ"ふりょうひん"だって事だ。」と動かなくなったロボットに嵌っていた錆びたネジを渡される。「このロボットとお前はともだちだろう?このネジはお前にやるよ。ともだちは大事にするんだ。」それ以来彼はずっとネジをポケットにしまいこみ、たったひとりの「ともだち」として事あるごとに見つめるようになる。
このシナリオの中の施設で育ったなかまるくんは無色だけれど、嬉しい時に見る太陽の色だけは知っている。しかし、彼は閉鎖された世界で生きてきた為、色の概念がよく分からず「色」を「色」と認識できない。彼が分かるのは「あたたかい」ということだけ。少女といっしょに「まほうのくに」をつくって「色」に出会って初めて知るのです。「あのあたたかい、は太陽の色だったんだ」と。
また、彼の中の「季節」は夏で止まってしまっています。靄や霧がかかり、木々のすき間から木漏れ日が差して、ときたま通り雨が降るような夏。夏の色は無色。そして彼は雨、夏、森、とかそれまで彼が出会うべき色はたくさんあったのに、そのどれにも気づけなくて、まほうのくにでたくさんの「色」に気づきます。
自分のことをやさしく肯定してくれる彼女に、だんだんと「愛おしい」という感情を抱く彼。しかしその気持ちにすぐには気づくことが出来ません。「愛おしい」と思う気持ちを抱くのは彼女のほうが先なのです。様々な色と世界を知って小さな笑顔が増えてゆく彼のことが愛おしくて愛おしくて堪らずに、彼の元を去る直前彼女が「すきです」と彼を抱きしめたとき、彼は「すき」の意味がわからず「どうして?」とでも言うように戸惑う表情を見せてしまいます。しかし身体が離れ彼女が泣いているのを見たとき、彼は悶々としていた気持ちの答えにたどり着きます。「すき」の意味が分かって、彼にとってはじめての「心に色がついた瞬間」に。彼は優しく笑って、大きな手で彼女の頭を優しく撫でるんです。
彼女のことを「愛おしい」と思う一方、謎の男が現れたことで紐解かれてゆく彼女の秘密に揺れる彼は、まほうのくにの王様になれるのか。彼の重い前髪から覗く太陽は、彼にとって何を意味していたのか。
わたしにもまだその答えは分かりません。
____この作品を演じるなかまるくんには、なかまるくんが得意とする「どこかに潜む違和感」を持ちつつ「育った環境が故の幼児性と儚さ」を大切に台詞を話して欲しい。低音ボイスが魅力のなかまるくんだけど、あえて声は高めに。そして視線や瞳の揺れで演じるのがとても素敵ななかまるくんだから、めちゃくちゃ活きると思うんです。
そしてこの作品のOPは木漏れ日が差す森の中なかまるくんと少女がふたり寄り添って眠る、真っ白な部屋の中なかまるくんと少女が背中合わせで眠る、みたいなのが理想です。そしてタイトルはなかまるくんの直筆がいい。パーっと浮かび上がるのもいいし、一文字づつ完成されるのもいい。うつくしさの代償は哀しみと痛みだよってわかる感じのがいい。(無理やり)
…………………………………………………。
いや〜、ほんとに止まらないなこの話。とりあえず今日はここまで。
何はともあれこれからのお芝居においてはなかまるくんの「アイドル」「好青年」ってフィルターを外してくれるような役が来て欲しいな〜!再始動でイメージがらっと崩してほしいです。きみのその牙城、崩してみない?
以上、いつかなかまるくんがこんな作品に出会えますよう、小さな願いを込めたオタクの戯言をお送りしました。またなんかあったら更新します、たぶん。
旅立ちの鐘が鳴り響く
あの日からもう5日経ったけれど、まだ震えがとまらない。まだうまく言葉が出てこない。けれどこの歓喜を、文字に残しておこうとおもう。こんなにも嬉しくて嬉しくて、伝えたい言葉が、歓喜のあまりお正月の空気を纏った白い息に乗って消えてしまうなんて経験、いままでしたことなかった。こんなに嬉しくて嬉しくてやさしい1月1日は、もう二度とやってこないだろうとおもう。
やっとこの言葉が言える時が来たね。
KAT-TUN、充電完了おめでとう。
ありがとう。そして、おかえりなさい。
ずっとずっと、待ってましたよ。
11月辺り頃からだっただろうか。かめなしくんがそれっぽいことを匂わせ始めた。なかまるくんも記念すべき9年ぶりのひとり舞台で「俺が待てない」なんて言い出した。だからみんなもうそのときには、そう遠くない未来に薫ってくるであろう特効の薫りを感じながら、復活魂の1曲目はなにがいいだとか、コンセプトは宇宙戦争がいいだとか、ペンラはこんな武器がいいだとか、おもいおもいの大喜利が始まっていた。すごくあたたかくてあたたかくて、きっとこの空気を彼らも最大限わかって受けとめて感じているんだろうなあとおもったりした。だんだんと濃度が高まったとき、TLに「カウコンで重大発表」の文字が躍った。
重大発表。
そんな予感はしていた。帰ってくるんじゃないかって気はしていた。けど、でも、やっぱり嫌だった。わたしが入れない現場で帰って来るなんて。なんで最初におめでとうって言うのがハイフンじゃないんだろう。なんで他G担のその場を盛り上げるためだけの拍手で迎えられなくちゃならないんだろう。みんな落選して泣いているのに。ずっとずっと応援してきたのに。ずるいよ。そんなの無いよってきもちが、頭の中を駆け巡った。いま思えば完全な嫉妬だ。ちょっとあの時のわたしはどうかしてた。冷静に考えたらすごく光栄なことなのに。しあわせなことなのに。たくさんのひとに祝福の、歓喜の言葉をかけてもらえるのにね。ほんとにわたしはダメなオタクだとおもう。
そんなこどもみたいな複雑で苦しいきもちを抱えながら、カウコンをテレビで見た。緊張のあまり、お茶を飲む手を震わせながら。
熱狂の中、ぴかぴかの太陽みたいな笑顔を振りまく亀と山Pを見届けたその時、わたしは自分の目を疑った。亀と山Pとしての出演を終えたかめなしくんが、舞台裏に捌けていくのが一瞬見えたのだ。まさか、まさか。ね。
その、まさかだった。
国分くんと井ノ原くんがちょっと緊張しつつ嬉しそうな顔で、「充電期間を経て」って言ったあと、少し間をあけて笑った。「行こう!KAT-TUN!」って言いながら井ノ原くんが人差し指を高く天に突き上げた。気づいたら嗚咽とともに涙が溢れてた。ああ、うそでしょう。こんなにも待ち焦がれた愛おしい彼らが、わたしのだいすきなKAT-TUNが。東京ドームに立っていた。いつもと何ら変わらない顔かたちで。三者三様、鮮やかな「個」を纏って。未だかつてこんなにこころ震えるReal Faceがあっただろうか。こころなしか、歌いだしのかめなしくんの最初の1音がいつもより高く鳴った気がした。きっとわたしの幻想かもしれないけれど。その瞬間、息を呑んだ。言葉が出なかった。いつものように「KAT-TUN 亀梨和也」を纏ったかめなしくんが「Heyドーム!」って呼びかけて左手をひらりとさせた瞬間、特効があがった。うえだくんの瞳が潤んでいた。なかまるくんのボイパがいつもより力強く、高く響いた。ああ、帰ってきた。あの日と同じままで、強く誇らしく気高いままで、まっすぐ前だけ見つめて。この1年8ヶ月、KAT-TUNがKAT-TUNをすきなままで、KAT-TUNを貫き通してくれていたことが、ほんとうに嬉しかった。ただひたすらにうつくしいを更新し続ける彼らが愛おしくて愛おしくて堪らなかった。まったく錆びていなかった。滾る炎とレーザーと、「俺らKAT-TUNですが何か?」って肩で風切って花道を歩く3人が、東京ドームを抱いてしまうKAT-TUNが、ほんとうにほんとうにほんとうに、呆れるくらいかっこよかった。余計なものは何一つ無いのに、その場がKAT-TUNで染まっていた。「そうだよこれが引きの美学だよ!!!」って感心するほどどうしようもなくKAT-TUNで、しょうがないなぁって笑ってしまった。
新曲の振り付けで3人が腕をガシッと組んで解けてバウンドしてまた結ばれるところ。あれがこれからのすべてだとおもった。彼らからの宣戦布告。時代の幕開け、彼らが時代をかっさらう証拠だって。絡まって解けてまた繋がる糸は力強いことを彼らは誰よりも知ってる。あの日、揺れる東京ドームで「KAT-TUNをすきな自分でいたい、KAT-TUNをすきな自分でいなきゃいけない、KAT-TUNの亀梨和也でいたい」と言い聞かせ決して泣かずに力強い瞳で客席を見つめていたかめなしくんも、「できればファンの方々には笑っていてほしいです。大きくなって戻ってきた時にたくさん笑いましょう」と優しく強く語りかけたうえだくんも、「力をつけた我々が集まって何かおもしろいことが生まれると思っているので、その時に集まって皆さん、楽しく盛り上がりましょう」と言いながら縦揺れしてメンバーに縋るみたいに抱きついて堰を切るように泣いてたなかまるくんも、ほんとうに、ほんとうにきみたちは。信頼出来る男の子になりすぎだよ。いやぁ惚れ直してしまうなぁ。
これから彼らはとんでもないスピードで航海の旅を再開させる。再会を誓った東京ドームに、雷と荒波の中、海賊船の旗を翻しにやって来る。いくつも傷を負った海賊船だけれど、その傷は決してかっこ悪いものじゃなくて、世界中のどんな船より誇らしくて。いつも彼らはわたしたちの百歩先を駆け抜けて、わたしたちが追いつけない、追いつけないよって笑っていると時々フッと笑って振り返り掬いあげてくれるその背中にわたしは陶酔するのだ。彼らの背中には、紛れもない本物の、うつくしい真実しかない。わたしにとってKAT-TUNは永遠に手の届かない高嶺の花。こどものわたしには到底手に届かないジュエリー。それでいい。ちっぽけで何も出来ないこの両手だけれど、彼らの紡ぐ大きな愛や勇気やうつくしさを、いまは両手いっぱい抱きしめたいとおもう。
何度でも何度でも言うよ。KAT-TUNおかえり!!!だいすき!!!ありがとう!!!東京ドームで抱いてください!!!特効で殺してください!!!
4月、東京ドームで、僕と握手!!!
Are you Ready?
あしたも優しい陽がのぼるように
わたしが宇宙一だいすきな男の子が、34歳になった。
いつもこの日になると、「中丸雄一」というひとの力強さとやさしさとまっすぐさに、どうしようもなく泣きそうになる。
幾度の荒波を乗り越えてきたKAT-TUNという船の真ん中で、しっかりと帆を支えていたのは、間違いなく彼だとおもう。
グループの絶対的エースのかめなしくん。どんなときもずっと「アイドル亀梨和也」でいたいと、「KAT-TUNをすきな自分でいなくちゃいけない」「KAT-TUNをすきな自分でいたい」と悩みながらも走り続けて、誰よりも一人ぼっちになっていくのが怖かったはずなのに、悔しかったはずなのに、人前では絶対に泣かなかった彼。そんなかめなしくんと入所日が同じ。運命のスタジオ間違い事件を経て、長い時間をともに歩んできたなかまるくん。かめなしくんとずっとともだちでいてくれてありがとう。かめなしくんがいつまでも安心できる存在でいてください。なかまるくんにチューを迫って「俺が酒入っててお前のことマジだって言ったらどうする?」とかいう爆弾発言したり、いっしょにいるとき顔が完全になかまるくんのオンナになるのめちゃくちゃ興奮するからそのままでいてね。かめなしくんはなかまるくんの彼女だよ!爺孫だいすきよ…!
少しコワモテだけど、人一倍熱い心とやさしさと飽くなき向上心を持ち続けるうえだくん。「俺はKAT-TUNのことしか考えてない」と、単独のお仕事が決まるたびに「グループの活動に繋がるように」と願いを込めて、全身全霊でお仕事をがんばっている彼。結果として、しっかりと確実に彼のやさしさとひたむきな頑張りはみんなに伝わっているはず。そんなうえだくんとKAT-TUN結成前から仲が良く、ずーっと隣にいるなかまるくん。うえだくんがジャンケンで何出すか知ってるなかまるくん。うえだくんの言葉はいつも逆を付いてくることを知ってるなかまるくん。安心と信頼のロバ丸。ロバ丸こわい。すきすぎる。ありがとう。ただただありがとう。ロバ丸がずっといっしょの世界。だいすき。これからもずっと熟年夫婦でいるんだぞ?
10ks!オーラスの東京ドームで、なかまるくんの気持ちが決壊してしまって心も顔もぐしゃぐしゃになってしまったとき、なかまるくんを受け止めてくれてありがとう。ぎゅってしてくれてありがとう。小さく揺れてやだやだって駄々っ子みたいだったなかまるくんを「しょうがないなぁ」って顔して、いままで通り上手側から帰ろうとしてたのに下手側に引っ張って「お前きょうはこっちでいいよ」って笑って3人並んでまっすぐ前を見て、輝いた未来だけを見て船に乗り込んだの、忘れないよ。「KAT-TUNは3人でも大丈夫、また航海に出れる日が来るな」って、あのとき確信したんだよ。あの日、DFEなんて言われている彼の目が、いままで見たことないくらい揺れ動いていて、感情が静かに、でも激しくなってて、限界かもなんておもってしまって。体もずっと縦に揺れてて、声も震えてて。「整理がついた気がします」なんて言ってても、やっぱり寂しくて。かめなしくんが挨拶を終えた瞬間、彼は堪らず仲間に抱きついた。寂しいやだやだって抱きついたの。
最年長なのにね。ほんっとうに泣き虫だよね。デビューコンサートの時も泣いてたよね。そんな彼をやさしい顔で抱きしめられるのは、KAT-TUNがだいすきで守りたくて、がんばってきたかめなしくんとうえだくんだからだとおもう。これからも、なかまるくんをよろしくおねがいします。
ねえ、なかまるくん。
もう34歳なんだね。
時の流れってめちゃくちゃ速いね。
この1年、なかまるくんはたのしかったかな?
たくさん笑えたかな?美味しいものたべたかな?
悲しい涙や悔しい涙が零れたりしなかった?
今年はお仕事めちゃくちゃ充実してるね。
マッサージ探偵ジョー、かっこよかったよ。
お疲れサンクスももちろん聴いたよ。
相変わらずのクリスタルボイスでホッとしたよ。
わたしがだいすきななかまるくんの指先まで芯の通ったダンス、変わってなくて安心したよ。
ずっとやりたかった「中丸くんの楽しい時間」が今度は2になって、また出来るね。
なかまるくんは、「前やったことを覚えてくれてるひとがいるか不安です」なんて言ってたけど、みんなきちんと覚えてるからだいじょうぶ。
安心してどこまでもすきなようにやって下さい。
あの日貴方は言ったね。
「充電期間中、みんなと会う機会が減って、僕らが作り上げてきたコミュニティが薄れるかもしれない。」
その言葉を聞いてすこし不安だった充電期間の幕開け。
けれどいま、あの頃想像もしていなかった、底抜けに明るくて楽しい毎日。
この1年、楽しいことでしか泣き笑いしてないなって、KAT-TUNのお陰で気付けました。
かめなしくんがこないだの国際フォーラムのソロコンで言ってくれたね。
「来年中に東京ドームで集まれたら素敵。」
うえだくんもなかまるくんも、きっと同じ気持ちだよね?
またドームを揺らそうね。三角の名のもとで。
なかまるくんはどんなときだって宇宙一かっこいいけれど、わたしはやっぱり笑った顔がだいすきです。なかまるくんがまた高い声で笑えるようにわたしもなかまるくんをすきでい続けたいとおもう。今年もたくさん笑ってる顔を見られたら、めちゃくちゃしあわせだな〜!
これからも、KAT-TUNとしても、ひとりの男の子としても、思いっきりしあわせになってほしいし、しあわせにしてあげたい。
わたしのなかまるくんへの想いは、永遠に叶わなくたってしあわせだから。すきなものはすき!かっこいいんだぞ!と堂々と言えているから。こんなに誇らしいことはないから。
だからなかまるくん、どうかしあわせでいて。
なかまるくん、お誕生日、おめでとう。
きょう1日、なかまるくんがあたたかなきもちで満ちていますように。
美味しいケーキをたべられますように。
たくさんたのしいことでいっぱいでありますように。
次に零れる涙が、しあわせの涙でありますように。
あしたからの1年も、なかまるくんに優しい陽がのぼる1年でありますように。
なかまるくん、だいすき!
2017.09.04